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ファンの記憶に残る東京ドームのホームランベスト5! 東京ドームは35周年

2023年5月1日 10:00
ファンの記憶に残る東京ドームのホームランベスト5! 東京ドームは35周年
ファンの記憶に残る東京ドームのホームランベスト5!

日本テレビの番組「サンデーPUSHスポーツ」では、今年で開業35周年を迎えた東京ドームのホームランを特集。野球ファンの記憶に残るホームランをランキング形式でベスト5を紹介しました。

◇第5位「巨人・原辰徳 起死回生の満塁弾」

第5位は、1989年の日本シリーズ・巨人対近鉄の一戦から選ばれました。

このシリーズ、巨人は初戦から3連敗。近鉄・加藤哲郎投手が「打たれそうな気がしなかった。(巨人は)大したことなかった」との発言も飛び出す中、迎えた第5戦。絶対に負けられない巨人は、満塁のチャンスに18打席ノーヒットと絶不調の原辰徳選手に打席が回ります。2ボール2ストライクと追い込まれてからの6球目。甘いコースに入った球を振り抜き、打球はレフトスタンドに突き刺さる満塁ホームランとなりました。勢いに乗った巨人は、このシリーズ、4連勝の大逆転で日本一に輝いています。

◇第4位「江藤の同点満塁弾からわずか1分後、二岡の優勝決定サヨナラ弾」

第4位は、2000年巨人が優勝マジック1で迎えた東京ドーム最終戦から選ばれました。

9回ウラ、4点を追う巨人は江藤智選手の満塁ホームラン。土壇場で同点に追いつきます。その歓喜からわずか1分後、続く二岡智宏選手が優勝を決めるサヨナラホームランを放ちました。長嶋茂雄監督は試合後のインタビューで「言葉に表せないですね。野球は生きています」とコメントしました。

◇第3位「松井秀喜 日本最終打席で50号ホームラン」

第3位は、2002年の松井秀喜選手50号ホームランがランクイン。

翌年からメジャーリーグに挑戦する松井選手の日本での最終打席。ヤクルト・五十嵐亮太投手の150キロのストレートをはじき返し、レフトスタンドへ。日本人選手16年ぶりとなるシーズン50本の大台に到達しました。

第2位は、記憶に新しい今年開催されたWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)から選ばれました。

1次ラウンド、オーストラリア戦の初回、侍ジャパン・大谷翔平選手が放った打球は、ライトスタンドにある自身の顔写真がデザインされた看板を直撃する超特大ホームランとなりました。打球速度は173キロ、推定飛距離140m、規格外のパワーに世界が驚がくしました。

◇第1位「敬遠、敬遠、敬遠、亀井の涙の一発」

堂々の第1位は2017年の巨人対ロッテの一戦から選ばれました。

巨人は最終回1点差とし、なおも1死二塁の場面。ロッテは巨人の4番マギー選手を敬遠し、不振が続く亀井善行選手との勝負を選択しました。マギー選手はこの試合だけで3度敬遠。続く5番の亀井選手にとっては屈辱でした。怒りの表情を浮かべ、打席に立った亀井選手はインコースの球を振り抜き、打球は巨人ファンが待つライトスタンドへ。逆転のサヨナラ3ランホームランとなりました。試合後のインタビューで亀井選手は「打たなければ命を取られる。それくらいの気持ちでいきました」と涙ながらに語りました。