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川内優輝「12年前は補欠にすらなれませんでした」 パリ五輪の補欠に決まり心境つづる

2024年3月3日 14:58
川内優輝「12年前は補欠にすらなれませんでした」 パリ五輪の補欠に決まり心境つづる
去年10月のMGCで力走した川内優輝選手(写真:西村尚己/アフロスポーツ)
東京マラソン2024(3日、東京都庁~東京駅前=42.195キロ)

男子マラソンの川内優輝選手(36歳、あいおいニッセイ同和損害保険)が3日、自身のSNSを更新。東京マラソンの結果により自身が補欠となることが決まり、「全力で『補欠』としての準備をしていきます」と心境をつづりました。

パリ五輪日本代表選考を兼ねる東京マラソンは3日、西山雄介選手(トヨタ自動車)が日本人トップとなる2時間6分31秒でフィニッシュ。日本陸連が設定した2時間5分50秒の記録を超えられなかったため、パリ五輪マラソン代表は、昨秋のMGC1位・小山直城選手(Honda)、2位・赤崎暁選手(九電工)、3位・大迫傑選手の3人に決まりました。

またそのレースで“魂の大逃げ”をみせて4位に入った川内選手は、補欠となることが決定。この日は金栗杯玉名ハーフマラソンを走り、自身のSNSで「10km付近で臀部の痛みが増してきて、股関節と裏腿(もも)が痺れて脚が前に出なくなって」と万全とは遠い現状を報告。

それでも五輪の思いは人一倍強く、「12年前のロンドン五輪では補欠にすらなれませんでしたが、パリ五輪の補欠に決まりました。故障からの完全復帰後は今の悔しさと情けなさも力に変えて、全力で『補欠』としての準備をしていきます」と力を込めました。