◇プロ野球パ・リーグ ソフトバンク6-2楽天(5日、弘前・はるか夢球場)

2.5ゲーム差で迎えた首位ソフトバンクと2位楽天の首位攻防戦。

ソフトバンクは3回。楽天の先発・則本昂大投手から柳田悠岐選手が2点タイムリーヒット、さらに柳町達選手の2点タイムリースリーベースヒットで一挙4点を奪います。

続く4回、打席には2018年・育成ドラフト1位、去年に支配下契約を結んだ渡辺陸選手。則本投手が投じた甘く入ったカットボールをとらえ2ランホームラン。楽天を一気に引き離します。

投げては、2019年の育成ドラフト2位で去年5月に支配下契約を結んだ大関友久投手。

5回までにヒットは1本に抑えたものの、4四死球。それでも得意のフォークで要所を締め6回2失点で試合を作りました。

この試合のヒーローとなったのは、2安打2打点の活躍をみせた渡辺陸選手。

「2安打もうれしいですが、チームが勝ったことがうれしいです」と引き締まった表情で答えました。

「大関さんがランナー出しても粘って投げてくれてたのでその結果が勝ちにつながったと思う。チームが勝つために、打つ方でも守る方でも貢献できるように頑張っていきたい」と意気込んだ渡辺選手。ソフトバンクの新たな育成出身コンビが大事な首位攻防戦で躍動し、第1戦を勝利で飾りました。