バラのプロポーズに『ついに来たか』村上茉愛が結婚秘話を赤裸々告白
村上さんは2023年2月23日、大学体操部の同期である森田敦士さんとの結婚を発表しました。
結婚から1か月経った心境を訪ねると「2021年に競技を引退してから一緒に暮らし始めたので、結婚してから生活の変化はないですけど、周りの方におめでとうと言ってもらえる機会は今でもたくさんあるので、『お祝いしてもらってうれしいね』という話は(敦士さんと)しています」とにこやかに話しました。
大学時代から長い交際期間を成就させての結婚。
なれ初めについては「2016年の秋~冬くらいです。最初から特別ふたりで仲が良いというわけではなく、同期全体でご飯に行ったりすることも多かったです。彼は体操部でトレーナーだったので、『ここが痛いんだよね』という話をしたり、練習に関して相談に乗ってもらったりしていくなかで仲良くなりました。会話のなかで共感することも多く、お互いがお互いの技術の勉強にもなるし、意気投合して、そこからですね」と答えました。
■結婚を意識したのは、選手ではない自分をイメージできたから
村上さんが結婚を意識し出したのは、2つの試練がきっかけだったと言います。
「2019年に腰をケガして――」
2019年5月、村上さんはNHK杯の会場練習で、痛めていた腰の状態が悪化。代表選考を兼ねた大会を棄権することになり、6大会ぶりに世界選手権代表の座を逃しました。
さらに「その後、コロナ禍になって、なかなか体操に専念できる時間が無くて、ネガティブな気持ちを抱いたり、弱音ばかり吐いている時がありました」と振り返った村上さん。
「それでも嫌いにならずにそばにいて、一緒になって気持ちを理解してくれたことで、引退後に選手じゃなくなった自分の感じが分かったというか、普通の生活をイメージできてからは、結婚を考え始めるようになりました」
■プロポーズに『ついに来たか』
結婚を意識しつつも、ふたりの話し合いの中では2、3年後かなと想定していた村上さん。急展開を迎えたのは2022年の年末でした。
「毎年冬だけ長期休みが合うので、2、3日の旅行に行くのですが、今年は宮古島に行きました。そのときに『手紙を書いてきたんだよね』と言われて、ずっとこれからも一緒にいようね、と書いてくれていたのですが、『いま一緒にいるしなぁ』と思いながら、どういう意味だろうと考えていたときに、彼がバラを持ってきてくれて『結婚しよう』と言ってくれて『そういうこと!?本当に!?』みたいな感じでした」
予期していなかったプロポーズにも、村上さんは驚きよりうれしい気持ちが強かったと言います。
「元々結婚したい思いは強かったので、『ついに来たか』みたいな感じで、うれしかったです。現役の時は練習に力を入れていて、なかなかお互いの時間を作れなかったので、プロポーズをされてうれしかったというか、安心した気持ちもありました」
■自分の考えを持ちながらも、お互いを尊敬・尊重
最後に、結婚生活でどんなことを意識したいか聞くと、「私は元々選手で、彼はトレーナー。体操に取り組むなかで、同じ物を見ていても見方がそれぞれ違うことがありました。これまでも自分の考えを持ちながら、お互いを尊敬・尊重して話し合いをしてきたので、これからもお互いの意見や、相手自身を尊重していきたいと思っています。私が現役選手の時は、一緒に遊びに行くことなど我慢してもらうこともあったので、これからは彼がやりたいことを一緒にやって、結婚生活を楽しみたいと思います」と笑顔で話しました。