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「大谷の1位投票は簡単だった」大谷翔平のMVPに影響したプレーを投票記者が語る

2023年11月19日 15:54
「大谷の1位投票は簡単だった」大谷翔平のMVPに影響したプレーを投票記者が語る
MVPを受賞した大谷翔平選手(写真:アフロ)
2度目となる満票でMLBアメリカン・リーグのMVPを受賞した大谷翔平選手。

18日放送の日本テレビ「Going!Sports&News」では大谷選手のMVPに1位投票した記者のインタビューを公開しました。

MVPは約700人が所属する全米野球記者協会から選ばれた30人の記者の投票で決まります。

MVP投票の仕組みは、投票者が1位から10位までを記名して投票し、1位票には14点、2位票は9点、3位票には8点、以下10位票の1点まで加点していきます。最終的に最多得点の選手がMVPとなります。

今回、30人の記者全員が大谷選手に投票し満票。文句なしのMVP受賞となりました。投票を行ったひとり、インタビューに答えたレット・ボリンジャー記者は「大谷選手に1位票を投じようと決めるのは簡単なことでした。投打二刀流をこなし、ア・リーグで最高の打者でした。今回はまったく迷いませんでしたよ。私はショウヘイのMVPを7月から8月には心に決めていて、9月の欠場もほとんど気になりませんでした。私以外の投票者みんなも同じ考えだったと思います」と振り返りました。

今季大谷選手が放った44本のホームランの中で最も衝撃を受けたホームランが「月間15本を放った6月の最後のホームラン」と語るボリンジャー記者。

現地6月30日のダイヤモンドバックス戦。実況が「強烈なロケット弾!」と叫んだ一発は、今季MLB最長飛距離となる約150mの30号ホームラン。「150m超えは過去に数回しか見たことがなく、1年に1本あるかどうかです。記者席にいましたが、記者のみんなも仰天していましたよ。あの一発はMVPレースに影響したと思います」と評価しました。

一方、投手としては今季10勝で167奪三振。2年連続2ケタ勝利でエースとしてチームをけん引しました。

ボリンジャー記者も「打者を兼任しながら、100奪三振を奪えるのはすごいことです。MVPの指標として100奪三振はいい数字です」と話します。

MLB史上初2年連続、2ケタ勝利、2ケタ本塁打を達成し、新たな歴史をつくった大谷選手は表彰式のリモート出演の際に「(今季は)投打のバランスはすごくよかったと思いますし、それをより高いレベルでこなしていたのではないかと思います。ただ最後まで出続けられたわけじゃないので、そこだけが心残り」と振り返りました。
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