◇WBC（ワールド・ベースボール・クラシック) 1次ラウンドプールB 日本8-1中国(9日、東京ドーム)

この日、大谷翔平選手の後を引き継いで、5回から第2先発としてマウンドに上がった戸郷翔征投手。先頭からの2人を3球三振に、3人目も三振に切って取る素晴らしい立ち上がりに、球場のボルテージも一気に上がりました。

「三振を取った時の歓声は、まだ鮮明に耳に残ってるんで、早くマウンドに立ちたいなという気分になりました」

その次の回、2アウトから1番打者の梁培選手にレフトへのホームランを許してしまいます。ここで吉井理人投手コーチがマウンドへ。「『あと1人、頑張れ』と言っていただいて、すごく気持ちが楽になりましたし、いいピッチングができたかなと思います」と次の打者をきっちり三振に切って取りました。

3アウトを取り、ベンチに戻った戸郷投手を待っていたのは大谷選手の“頭ぽんぽん”。

「『ナイスピッチング！』って言われて本当にすごくうれしかったです」とニヤニヤしながら答えた戸郷投手。村上宗隆選手が同じく大谷選手から、“頭ぽんぽん”されたときに「恥ずかしくて顔が見れなかった」と話していましたが、戸郷投手はとてもいい笑顔で「（大谷さん）イケメンなんで、めっちゃ（顔）見てました」と語りました。

3回を投げ、2安打1失点7奪三振という成績を振り返っては「1点取られたけど、三振たくさんとれたんで、動画で振り返って、次につなげたいなと思います」としました。