◇プロ野球パ・リーグ オリックス2-1西武(5日、ベルーナドーム)

前日はサヨナラ負けを喫したオリックスですが、先発・山下舜平大投手が7回途中1失点の好投で9勝目をマーク。球団は通算5500勝を達成しました。

西武に対して3戦2勝、防御率は0.47のオリックス先発・山下舜平大投手は、この日も序盤から“西武キラー”ぶりを発揮。4回までを被安打2、無失点に抑えます。

すると5回、同じくここまで2安打と攻めあぐねていた西武・今井達也投手から、この回先頭の頓宮裕真選手が初球をレフトスタンドへたたき込む13号ソロで貴重な先制点をもたらします。

しかしその直後、好投を続けていた山下投手が古賀悠斗選手にヒットを許すと、1アウト2塁からペイトン選手にライトへ痛恨のタイムリーツーベースを浴び、試合はすぐさま振り出しに。

勝ち越したい打線は6回、今井投手の前に三者三振。試合の流れが傾くかに見えました。それでも7回、再びオリックスにチャンスが訪れます。フォアボールとヒットで2アウトながら1、3塁のチャンスを迎えると、キャッチャー・若月健矢選手がライト前へ決勝タイムリーヒット。山下投手に勝利投手に勝ち星をプレゼントしました。勝った山下投手はリーグ単独2位となる9勝目を挙げ、チームも貯金を19に伸ばしました。