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【トリビア】異常事態?今季4人目のノーノー達成 過去シーズン最多は5人、最短間隔は2日も

2022年6月18日 20:30
【トリビア】異常事態?今季4人目のノーノー達成 過去シーズン最多は5人、最短間隔は2日も
今シーズンノーヒットノーランを達成した4投手 ロッテ・佐々木朗希投手(左上(C)千葉ロッテマリーンズ)、ソフトバンク・東浜巨投手(右上)、DeNA・今永昇太投手(左下(C)YDB)、オリックス・山本由伸投手(右下)
オリックスの山本由伸投手が18日、史上86人目97回目となるノーヒットノーランを達成しました。

今シーズン、佐々木朗希投手の完全試合を含めると、山本投手は4人目のノーヒットノーラン達成者となりました。1シーズンで4人の達成は1943年以来79年ぶりの記録となっています。

◇今シーズンノーヒットノーラン達成選手

4月10日 佐々木朗希投手(ロッテ)※完全試合
5月11日 東浜巨投手(ソフトバンク)
6月 7日 今永昇太投手(DeNA)
6月18日 山本由伸投手(オリックス)

1シーズンのノーノー達成最多数は1940年、巨人の沢村栄治投手など5人です。今年、この数字を塗り替えることができるかにも注目です。

◇ノーヒットノーランシーズン最多記録

<1940年> 計5人
3月18日 亀田忠投手(イーグルス)
4月14日 浅野勝三郎投手(阪急)
7月 6日 沢村栄治投手(巨人)
8月 3日 三輪八郎投手(タイガース)
8月22日 石田光彦投手(阪急)


今回の快挙でもう一つ際立つのが、達成間隔の短さ。今月は7日にDeNAの今永昇太投手が達成したばかり。一月の間に2回、厳密に言えば、わずか11日後という短期間で2投手がノーノーを成功させるという、例年にない異常な事態となっています。

しかし、2019年にはそれよりも短い、達成間隔8日という記録もあります。2019年、ソフトバンク・千賀滉大投手が9月6日にノーノーを達成すると、その8日後に、中日・大野雄大投手もノーノーを達成しています。

さらに記録を遡ると、最短間隔は、1971年8月19日と21日の2日というものもあります。

▽ノーヒットノーランの最短間隔記録

<1971年> 間隔2日
8月19日 藤本和宏投手(広島)
8月21日 高橋善正投手(東映)

▽ノーヒットノーラン 一月最多達成記録

<1943年>3人
5月 2日 天保義夫投手(阪急)
5月22日 藤本英雄投手(巨人)
5月26日 別所昭投手(南海)