「守備の安定感えぐい」青森山田2年生DF小沼蒼珠 好守備連発でSNSで絶賛の声続々 チームは2大会ぶりの決勝へ
第102回全国高校サッカー選手権大会の準決勝では、青森山田が市立船橋を下し、2大会ぶりの決勝進出を決めました。この試合、左サイドを守る青森山田2年生・小沼蒼珠選手のディフェンスが光りました。
試合は前半11分、コーナーキックのチャンスで小泉佳絃選手(3年)がヘディングゴールを決め、青森山田が先制。
リードを守りたい青森山田は、前半終了間際に市立船橋のエースFW郡司璃来に中央を突破され、ピンチを迎えます。しかし、ここで小沼選手が落ち着いて対応し、シュートを打たせません。
さらに1-0の後半29分にも右サイドを攻める市立船橋の攻撃を冷静に対応。1対1の勝負を制すなど、幾度となく市立船橋の攻撃を防ぎました。
SNSでは「すごすぎ!」「守備の安定感えぐい」「絶対J内定くるだろ」「身体能力の塊のようにみえる」「マジでいい選手だな」など小沼選手の守備力を絶賛する声が多くあがります。
ところが後半34分、市立船橋が右サイドから展開で、小沼選手の背後をつかれ突破を許すと、青森山田は痛恨の同点ゴールを許しました。
その後、試合はPK戦の末、青森山田が勝利。小沼選手は試合後、「自分のせいで失点したという思いが強い。自分のコミュニケーション不足と判断が遅くて失点してしまいました」と失点シーンの反省を口にします。
それでも、決勝に向けて切り替えた様子で、「ここまできたからこそ3年生と優勝したい。ピッチに立っている2年生として、今スタンドで応援してくれている2年生にも伝えていくという義務があると思う。しっかり決勝戦は勝って、この経験を後輩や自分たちの来年の代につなげたいです」と言葉に力を込めました。
◆青森山田1-1(PK4-2)市立船橋
得点【青森山田】小泉佳絃(前半11分)【市立船橋】久保原心優(後半34分)