サッカーJ2、徳島ヴォルティスは現在、高知県で1次キャンプを行っています。

15日の様子を取材してきました。

（野口七海アナ）
「高知県にやってきました。徳島ヴォルティスのキャンプも3日目。今年のチームはどんなチームになっているんでしょうか」

J参入以来21年連続、ここ高知でシーズンのスタートを切った徳島ヴォルティス。

合流が遅れていた外国人選手たちも加わり、この日の練習には32人の選手が参加しました。

今年初めてシーズン最初から指揮を執る増田功作監督のこのキャンプのテーマとは？

（徳島ヴォルティス　増田功作監督）
「守備のところを重点的にしっかりと」

スローガンは、「良い守備からいい攻撃へ」。

(野口アナ）
「きょうは新体制となって初めての練習試合が行われます。対戦相手は今季からJ3に参入する高知ユナイテッドSCです」

両チームののサポーター約250人が詰めかけたこの日の練習試合、30分3本で行われます。

立ち上がり、ヴォルティスは西野選手のスルーパスを杉本選手がシュート。

いい形で得点が生まれます。

（サポーター）
「去年よりは初っ端から動きよさそうなんで期待しています」

今年の期待の新戦力、ブラジル出身のFWで韓国の大邱FCから加入したルーカス・バルセロス選手は、スピードと強いフィジカルが持ち味です。

この日もその強さを見せつけ見事、得点を決めました。

（徳島ヴォルティス FW 99　ルースバルセロス選手）
「ニアにボールが入って来て入れてくれるだろうということを信じて走ったら出してくれたので、押し込むだけでした」

（増田功作監督）
「良い守備からのいい攻撃がきょうのテーマだったんで、そういった意味では奪ってからカウンターで何本かいい部分がいくつかあったので、それは彼の持ち味の推進力だったりとか、パワーみたいなものは見れたので良かったと思う」

同じく新加入の高木友也選手は、左足からのクロスを得意とするサイドバック。

ルーカスバルセロス選手の得点を生んだのも、この高木選手のクロスでした。

（DF 42 高木友也選手）
「運動量だったり、スプリントの回数ってものは、自分の強みでもあるので、ボールを持ったらワクワクすると思ってもらえるようなプレーを増やしていけたらと思います」

一方で、課題も見つかりました。

このシーン。

ボールを持っている高知の選手に対しプレッシャーが甘くなっています。

最後はフリーになった選手にゴールを奪われてしまいました。

（増田功作監督）
「いつ(プレスに)行くのかとか、そこに連動連携最終ラインがやっぱりボール状況によって、ラインコントロールがどこを細かくこまめにやるのか課題ができたので、同じこと繰り返さないようにすることが大切かなと思っています」

結局、格下相手に2対3という結果に終わったこの日の練習試合。

選手たちの手ごたえはどうだったのでしょうか。

（ルーカスバルセロス選手）
「感想としては非常に良かったと思います。個人的にはKリーグでやったので、リズムに関しては問題なくやれたと思いますけど、今年初めての試合であって、これから積み上げていかないといけないことたくさんあると思うので、僕の活躍チームの活躍期待してください」

（高木友也選手）
「10アシストという部分は、目指していけたらチームとして欠かせない存在になると思うので、そこの部分で勝つために必要な選手という部分にこだわっていきたい」

開幕まであと1か月。

ヴォルティスは18日、高知キャンプを終え、21日からは宮崎での2次キャンプに臨みます。

(岩尾憲選手）
「テーマとか、自分たちが目指すフットボールに対してできることを増やしていくことと、できたことを忘れずに増やしていくという事が積み重なっていくと、宮崎により効果的に繋がっていくと思うので、ただ一生懸命やったっていうので終わらないように、しっかりと成果のところにコミットしてやっていく必要があるかなと思います」