両陛下、阪神・淡路大震災の特別展へ あすで30年…復旧・復興振り返る 市民から“提灯奉迎”受ける
17日に30年の節目となる阪神・淡路大震災の追悼式典出席のため、天皇皇后両陛下は、神戸市を訪問されています。
天皇皇后両陛下は16日午後、神戸市内の「兵庫津ミュージアム」を訪問されました。
30年前に起きた阪神・淡路大震災の発生当時の状況と復旧・復興の過程を振り返る特別展が開催中で、両陛下は、最大震度7の揺れにより被災した場所を被害の大きさで色分けした地図を用いたパネル展示などを熱心にご覧になりました。
特に大きく被害が出た地域について、考えられる要因などを解説されると、陛下は地図を指さしながら「川が影響しているのですか?」などと尋ねられていました。また、復興に尽力した関係者らと懇談し、震災直後、ボランティアで散髪を行うなど商店街の町おこしに携わってきた理事長に、両陛下は「大変でございましたね」「たくさんの方を助けられて」とねぎらわれていました。
そして、先ほど天皇皇后両陛下は、宿泊先のホテルで市民らによるちょうちんを使った歓迎を受けられました。近くのメリケンパークには多くの市民らが集まり、ちょうちんを振ると、両陛下も部屋からちょうちんを振って応えられました。
両陛下は17日、「阪神・淡路大震災30年追悼式典」に出席されます。