明治安田J2リーグ、ロアッソ熊本は7日、ホームで長崎と対戦しました。高校生ストライカー神代が3試合連続のゴールを決めましたが一歩届かず、悔しいゲームとなりました。

先日の山口戦で、今シーズン初の2連勝を飾ったロアッソ。その立役者は16歳の現役高校生ストライカー神代慶人。チーム最年少ながら2試合連続ゴール中の神代、今回もチームを勝利に導けるでしょうか。

■サポーター
「去年アウェーの試合を見に行って、前半2分で長崎に決められた」
■サポーター
「後半から追い返して、どんどん点数取っていって欲しい」
■サポーター
「絶対カモンロッソするぞ」

長崎からも約1500人が九州ダービー決戦の地、熊本にやって来ました。
■倉本彩アナウンサー
「注目の九州ダービー。私の後ろにはゴール裏を青く染めた長崎のサポーター、目の前にはゴール裏を真っ赤に染めた熊本のサポーター。どんな試合になるでしょうか」

立ち上がり、相次いで長崎に得点を許したロアッソ。前半40分にも長崎の厚みのある攻撃からゴール左隅に決められ、3点差に引き離されます。

後半に入るとロアッソの攻撃陣が躍動。4分には伊東が体を張ってつないだボールを、最後はべ･ジョンミンがゴール。大卒ルーキー、べ･ジョンミンのプロ初ゴールで1点を返します。
■ べ･ジョンミン選手
「うれしかったけど、3対1で負けていたので、早く戻ってもう1点決めることしか頭になかった」

さらに2分後の後半6分。左サイドでのパスワークで長崎ディフェンスを崩し、相手のオウンゴールを誘いました。1点差に迫り、流れはロアッソへ。2試合連続ゴール神代がついにピッチに呼ばれます。ところが、投入直前のセットプレーで再び失点。後半26分、2点を追う展開で、伊東に代わって神代が入ります。

■神代慶人選手
「交代前に監督から、ゴール前にどんどん入って行けと声をかけてもらった」

後半アディショナルタイム。波状攻撃から最後は神代がゴール。3試合連続得点で再び点差は1へ。
■神代慶人選手
「自分の所に最後ボールがこぼれてきて、最後は押し込むだけでした」

ベンチ、そしてサポーターの期待に応えました。終了直前のセットプレーでロアッソは、キーパー田代も相手ゴール前へ。その田代が頭で合わせますが得点ならず。3対4で敗れ、3連勝とはなりませんでした。

■神代慶人選手
「勝ちたかったです。もっと最後の質、ゴールに貪欲になってプレーしないと勝てない。もっと突き詰めていきたい」
■大木武監督
「3点取れたのは良かったが、4点取られてしまえば勝てない。私の甘さが出たゲーム。今日の試合を悪く思わず、ぜひ前向きに次のゲームを戦ってもらいたい」