「中学時代にケニア人のような走り」本格的に陸上始めたのは高校から パリ五輪内定赤﨑選手の恩師が語る
15日、東京で開かれた「MGC」、マラソングランドチャンピオンシップ。上位2人が来年のパリオリンピックマラソン代表に内定します。
レースは、スタート早々に川内優輝選手が飛び出す展開。大津町出身で、九電工所属の赤﨑暁選手は2位集団につけ、後半、前に出る機会をうかがいます。
そして、35キロすぎで2位集団が川内選手を捉えます。
その後抜け出したホンダ所属の小山直城選手が2時間8分57秒で優勝。赤﨑選手は、2時間9分6秒でゴールし、パリオリンピックの代表に内定しました。
開新高校で陸上競技を始めた赤﨑選手。高校時代に指導した開新高校の木村龍聖監督は、中学生時代からその才能を感じていたそうです。
■高校時代に指導した木村龍聖監督
「 赤﨑選手の県中学駅伝での走りを見たが、本当にバネがあり、ケニア人のような走りをするセンスのいい走りをしていたので、勧誘して開新高校に来てもらった。ものすごく勝気な性格。負けず嫌いなところもあるし、非常に勝負事には適性があるのではないか」
赤﨑選手は高校卒業後、当時の岡田正裕監督に誘われて、拓殖大学に入学。4年連続で箱根駅伝を走りました。
■大学時代に指導した岡田正裕さん
「他の人の後ろについて、淡々と力をためながら勝負所で一気に。テレビでわくわくしながら応援していました。きのう、赤﨑選手から電話がかかってきました。『よかったね 。成長したな』と話した。陸上でも成長したし、人間性も成長したんじゃないかという話を冗談交じりでしました」
■大学時代に指導した岡田正裕さん
「世界と戦うためには、2時間4分~6分、せめてそのぐらいのタイムを1回くらい出して、自分自身体で覚えさせる。気持ち的に自信を持つ。そういうことが、これからの1年間の中で大事なことだろうと思う」
代表内定から一夜明けた16日、記者会見に出席した赤﨑選手は「代表になれたことがすごくうれしく思いますし、いろんな方々の支えがあってこういう結果が出せたのかなと思います。パリオリンピックでは8位入賞目指してしっかり頑張りたいと思っています」と語りました。