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阪神4位の百﨑選手「天国の父に伝えたい」 中日2位の津田選手はトリプルスリー目指す

2023年10月27日 18:27
阪神4位の百﨑選手「天国の父に伝えたい」 中日2位の津田選手はトリプルスリー目指す
26日に行われたプロ野球ドラフト会議。熊本県出身では、東海大星翔高校の百﨑蒼生選手と三菱重工Eastの津田啓史選手が指名を受け、関係者から喜びの声があがりました。

26日に行われたプロ野球ドラフト会議。

熊本市出身で、三菱重工Eastの津田啓史選手が中日ドラゴンズから2位指名を受けました。

津田選手は中学のクラブチーム「熊本中央ボーイズ」を経て横浜高校へ進学。三菱重工Eastではショートを守り、走攻守そろった活躍を見せています。

■津田啓史選手
「幼い頃からの夢でしたので、こういう高い評価をしていただいてうれしかったですし、身の引き締まる思いです」

中学時代はピッチャーとの二刀流だったという津田選手。指導していた大津一洋監督は。

■大津一洋監督
「鳥肌もんですよ!鳥肌が立ちます!ドキドキしますしね。このオフにグラウンドに 顔を出してくれて、『来年はドラフトだよね。かかれば良いな』ということは本人と話していたんですけど、上位指名だったので大変うれしく、本当に良かったと思いますね」

■津田啓史選手
「スケールの大きい選手になりたいという目標があるので、トリプルスリーという明確な目標をおいて、そこに向かって全てにおいてレベルアップしていきたい」

打率、ホームラン、盗塁で記録を上げる「トリプルスリー」を目標に掲げました。

そして熊本市の東海大星翔高校では、高校通算39ホームランのスラッガー・百﨑蒼生選手が指名の瞬間を待っていました。

菊池市で生まれた百﨑選手は神奈川の東海大相模に入学。しかし、チームメイトとの意識の差を感じて退部し、2年の春に東海大星翔にやって来ました。

打力と堅実な守備で、今年の夏は1番ショートとして甲子園にも出場した百﨑選手。

阪神タイガースから4位指名を受け、安堵の表情を見せました。

■百﨑蒼生選手
「本当にホッとしているという気持ちがあって、うえしく思います。一軍の舞台で活躍できるような選手になりたいと思っています」

幼い頃に父親を亡くした百﨑選手。喜びを伝えたいのは、両親でした。

Q一番思いを伝えたいのは?
■百﨑蒼生選手
「一番はお母さんなんですけど、 お母さんとお父さんが自分を産んでくれたので、天国にいるお父さんにもありがとうと伝えたい」

■母 真由美さん
「私が落ち込んだ時も支えてもらっていましたし、逆に私もきつそうだなという時はという風に家族でやってきたので。あの子が好きなオムライスでも作ってあげたいと思います」

ともに見守ってくれていたチームメイトからも祝福が。

♪胴上げ

■チームメイト川道樹さん
「指名を待っている時、振り返るたびにやばいやばいって感じで。自分が大丈夫って励ましてました。蒼生にはあの舞台でしっかり活躍してもらって、自分の励みになったら良いなと思います」

■百﨑蒼生選手
「後輩たちが頑張って甲子園に行ってくれたらうれしい限りなので、自分を見て頑張ろうと思ってくれたら、それだけで十分です」
熊本県民テレビのニュース