鉄人600人が挑む過酷な競技「バラモンキング」開催 島民ボランティアも選手を全力サポート《長崎》
五島市で23日に開かれたトライアスロンの国際大会「バラモンキング」。
鉄人レースとも呼ばれる過酷な競技に、約600人が挑みました。
五島長崎国際トライアスロン大会「バラモンキング」は、スイム・バイク・ランの3種目の合計タイムで競いますが、23日の五島市では強い風が吹き、悪天候の影響でスイムが中止に。
バイクとランで争われることとなりました。
(参加者)
「残念。でも大会全体がうまくいってくれれば、それが一番いい。とりあえずケガしないこと。これから風と雨が強くなることが心配なので」
(参加者)
「安全第一で、(バイクは)ゆっくりツーリング気分でいきたい」
大会史上初めて2種目となったレースは、197キロと122.8キロの2つのコースで行われました。
まずは、バイク。595人の参加者は時おり強い雨が打ち付ける中、アップダウンの激しいコースを走ります。
沿道には多くの市民が駆け付け、熱い声援を送りました。
五島市の野口市長もスターターを務めたあと、沿道での応援に。
(野口 五島市長)
「高齢者の方から幅広くやっているので、勇気をもらうというか、自分も何かしないといけないなといった元気をもらう」
大会には、島の人など約3000人がボランティアとして参加し、様々な形で出場選手たちをサポートしました。
(高校生ボランティア)
「お父さんが参加している。きついことをしているので、それを支えていきたい」
強い風や雨が吹きつける中、全力を振り絞り、島を駆け抜けた参加者たち。
197キロのコースでは、東京の長辻 肇さんが7時間36分2秒のタイムで優勝。
厳しい条件でのレースではありましたが、次々とフィニッシュする参加者からは笑顔があふれていました。
NIBではレースの模様を伝える特別番組を、来月28日に放送する予定です。