「スポーツ通じて平和を」V・ファーレン長崎と長崎ヴェルカが合同で平和学習《長崎》
被爆地ナガサキのプロスポーツクラブがスポーツを通じた平和の発信について考えます。
サッカーJ2V・ファーレン長崎とプロバスケットボールB1長崎ヴェルカの選手たちが合同で平和学習に臨みました。
( 高校生平和大使 木場 笑里さん(3年))「9583という数字は現在世界に存在している現役核弾頭と呼ばれるものの数。この数がどういうことを表しているか考えてほしい」
V・ファーレンとヴェルカが合同で行った平和学習。
2022年に続き2回目の実施で、両チームの選手とスタッフあわせて56人が参加しました。
はじめに高校生平和大使らが被爆の実相や核兵器の現状について選手たちに説明。
その後、グループに分かれてスポーツを通じた平和の発信方法を考えました。
(V・ファーレン長崎五月田 星矢選手(22))
「(V・ファーレンが)J1だったり世界に行くことによってより多くの人に長崎に来てもらうことにつながると思うので原爆資料館に行ってもらって実際にこういうことがあったと知ってもらうことが一番」
(高校生平和大使大澤 心春さん(3年))「一人一人いろんな意見を出してくれて平和への活動をこれからも促進していけたら」
グループワークのあと、選手たちは平和公園に移動し、献花しました。
( V・ファーレン長崎エジガル ジュニオ選手(33))
「以前ゴールを決めた時平和祈念像のポーズをとった。みんなでゴールを決めたらああいうポーズを取って発信したい」
(長崎ヴェルカ高比良 寛治選手(30))
「今後SNSでも発信をしてファンの皆さんと一緒になって(原爆に対する)認知度を広げていけたら」
V・ファーレンは8月3日、ホームで行われる水戸ホーリーホック戦を平和祈念マッチと題して開催し、選手による平和宣言を行う予定です。