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「なんでも我慢できるすごい精神力」母校の恩師も歓喜! 110年ぶり新入幕で初優勝・尊富士 前日の負傷を感じさせない取組で快挙達成

2024年3月25日 18:44
「なんでも我慢できるすごい精神力」母校の恩師も歓喜! 110年ぶり新入幕で初優勝・尊富士 前日の負傷を感じさせない取組で快挙達成

110年ぶりの快挙に日本中が沸きました。3月24日、千秋楽を迎えた大相撲春場所。鳥取城北高校相撲部出身の尊富士は、千秋楽の取り組み前で新入幕にもかかわらず2敗の単独トップ。前日に右足首を負傷しながらも優勝争いの大一番に臨みました。

結果は見事、平幕の豪ノ山に押し倒しで勝利。前日のけがを感じさせない取組で13勝2敗。110年ぶりとなる新入幕での初優勝を決めました。また、殊勲、敢闘、技能の三賞もすべて受賞しています。

尊富士
「体的にきつくて、でも絶対に自分は最初のころに15日間しっかり土俵に上がることに努めることが力士として(大切)だと思ったんで、もうほんとに自分自身でも優勝勝ち取りたくて、記録も大事ですけど、皆さんの記憶に一つでも残りたくて必死で頑張りました」

尊富士は、鳥取城北高校時代の3年間毎年インターハイに出場。2年生の時には、相撲の団体戦で優勝、3年生の時にはキャプテンとして相撲部を率いる存在でした。高校時代、尊富士を指導した恩師も躍進をたたえます。

鳥取城北高校 石浦外喜義 校長
「最高の相撲だったんじゃないか、努力が実を結んだということで本当にうれしいですね」

高校時代にも大きなけがを経験した尊富士。当時からけがに屈しない強い精神力だったといいます。

鳥取城北高校 石浦外喜義 校長
「お前の人生ここで終わりじゃないんだから無理するなって言ったら、絶対出ると。痛がらない男なんで、なんでも我慢できるすごい精神力が強い」

尊富士の活躍を受けて相撲部の後輩たちも練習に力が入ります。

鳥取城北高校の相撲部員
「ケガしても折れないで、自分を貫いて一生懸命やるって いうところがかっこいいと思います」

「先輩たちも頑張ってるんで、自分たちもその活躍に負けないように日本一目指して頑張ります」

新入幕優勝という快挙を成し遂げた尊富士。これからのさらなる活躍に期待です。

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