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【バスケB2リーグ】「愛媛FCに負けてられない…」今度はバスケで愛媛を熱くしろ!シーズン序盤、オレンジバイキングスのポテンシャル

2023年11月18日 9:00
【バスケB2リーグ】「愛媛FCに負けてられない…」今度はバスケで愛媛を熱くしろ!シーズン序盤、オレンジバイキングスのポテンシャル
愛媛オレンジバイキングス 保田尭之HC

「カテゴリーや種目が違いますけど、もちろん大きな刺激を受けています。近所に愛媛FCのスタッフが住んでますし。今度は同じ2部に来る。バスケットも負けない様にしたいですね!」

プロバスケットボールB2リーグのシーズンは始まったばかり。

トレーニング後、愛媛FCの事を聞いた時の愛媛オレンジバイキングス(以下バイクス)保田尭之(やすだ たかゆき)HCの言葉には力が入っていた。

先日、同じ松山市に拠点を構えるサッカー愛媛FCが3年ぶりのJ2復帰を果たした。同じプロスポーツを率いる指導者として気にならないわけがない。

「だから、今まで以上に心から地域の為に勝ちたいと思っているんです!」と続けた。

8年目のシーズンを前に就任したのが保田HC。熊本ヴォルターズや滋賀レイクスターズなどを経て初めて愛媛にやって来た。だけでなく、チーム作りにおいても初めてのトライをしようとしている。それが“ディフェンスに注力するバスケット”だ。

これまでバイクスの特徴といえば攻撃中心だったが、保田HCはそれを変える大きな改革を進めている。まだそのスタイルは浸透しておらず、5勝8敗で負け越し西地区の6位(11/17現在)にいる。ただ、前節の福島ファイヤーボンズ戦で今季初めての連勝を達成するなど、徐々にメンバー間での良いケミストリーも見え始めている。

「(チームに合流した)8月頃は選手たちが出来ないことが多くて戸惑ったが、1週間もするとすぐにできるようになったという嬉しいサプライズがありました。最近は新加入の奥田(雄伍)や金本(一真)など日本人選手で日替わりのヒーローが出始めています。いろんなクラブで指導してきましたけど、このチームはリーグの中で“ポテンシャルの大きさがNO.1”だと思います!」

この言葉を聞いて思い出したことがある。

先のサッカーJ3の試合。優勝と昇格を決めた伊予決戦後の記者会見。愛媛FC石丸清隆監督は「今シーズン、僕はチームに大したことをはしていないんです。でも、今年のチームはJ3の中で“一番チームワークが良かった”。グループで良いものを作ろうという意識が一番高かった。それが勝利の要因かな」と胸を張った。

リーダーが自分たちのチームをNO.1だと思ってくれている。強いチーム、強くなる組織というのはそういうリーダーがいるからなんだと思わせてくれた。翻ってバイクスにも、うちのチームはここがNO.1だと思っている指揮官がいる。

バスケットシーズンは始まったばかり。今はまだ上位に食い込めていないが、愛媛FCと同じ事が彼らに出来ないわけがない。4月末の最終節にどんな結末が待っているのか。

今度はバスケが愛媛を熱くする番だ。

南海放送アナウンサー 江刺伯洋

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