【プロ野球】ウエスタンリーグ「くふうハヤテベンチャーズ静岡」シーズン開幕から2か月半の軌跡を振り返る
球団名は「くふうハヤテベンチャーズ静岡」。66年ぶりの球団拡張により誕生した、静岡県内初のプロ野球新球団!NPBの2軍、ウエスタンリーグに新規参入した「くふうハヤテベンチャーズ静岡」!シーズン開幕から2か月半、ここまでの軌跡を振り返ります。
3月15日、ホーム「ちゅ~るスタジアム」で迎えた開幕戦。歴史的初戦を見ようと開場前から300人以上が行列を作りました。
( 観客)
「わくわくしている。きょうはどちらが勝つとかあまり気にせず楽しみたい」
( 観客)
「サッカーのエスパルスを応援していてプロ野球ができるから見てみたいなと」
開幕戦の相手はパ・リーグ3連覇中の「オリックス」。チーム初ヒットは2点ビハインドで迎えた2回裏でした。元横浜DeNAの5番・倉本が記念すべき一打を放ちます。さらに、初タイムリーは6回裏。2アウトランナー1塁の場面で代打、富山!
(くふうハヤテ 富山 太樹 選手)
「何とかしてバットに当てようという気持ち。その結果コンパクトに振ることができ、ちゃんとミートすることができた」
試合は9-1で敗れましたが、新たな一歩を踏み出しました。しかし、その後、開幕6戦を終え、52失点を喫し、勝利なしとプロの厳しい洗礼を浴びたハヤテ。待望の初勝利は3月22の阪神戦。2023年まで市役所職員だったという異色の経歴の持ち主、早川太貴投手がチームを救います。序盤からエンジン全開!
2023年のセ・リーグ覇者「阪神」を相手に7回を3安打無失点!最後は、常葉菊川高校出身の元横浜DeNA・田中健二朗が締め、開幕7戦目にして歴史的な初勝利を飾りました。
(くふうハヤテ 早川 太貴 投手)
「開幕戦の反省を生かして、ストライク先行でバッターに向かっていけたのが一番良かった。自分もそうですけどチームとしても勝ちがなかったので、最後勝ちが決まったとこはうれしい気持ちとほっとした気持ち」
待望のホーム初勝利をあげたのは4月12日の「広島」戦。5ー0とリードした「くふうハヤテ」は6回裏、2アウト1,2塁で2番仲村来唯也!チーム第1号となる3ランホームラン!
(くふうハヤテ 仲村 来唯也 選手)
「自分的には完璧で、良い感じに振れたかなと思う。張っているボールが来たので思い切り振りぬいてやろうと思った」
このホームランも含め大量8得点。ホーム「ちゅ~るスタジアム」で記念すべき初勝利を飾りました!
さらに5月14日の「ヤクルト」戦では逆転勝利をおさめ、シーズン10勝目をマークした「ハヤテ」。ここまでシーズンの約3分の1を終えて13勝31敗4分けと苦戦が続いていますが、チームの歴史はまだ始まったばかり。これからの「くふうハヤテ」の巻き返しに期待がかかります。
(くふうハヤテ 福田 秀平 選手)
「これから、ひとつひとつチームとしても個人としても上に行けるように、これからも頑張っていきたいし、静岡の皆様にも『ちゅ~る』に足を運んで、若い選手のプレーや全力プレーを見に来ていただければうれしく思う」