レバンガ北海道は１８日、公式練習会場のカミニシヴィレッジで、新加入の盛實海翔、鈴木悠介、レバンガ３季目を迎える松下裕汰の３選手の契約会見を開きました。
ポジションはＳＧで、ハンドラーとしてのスキルが高く、３Ｐシュートを武器としている盛實海翔選手。
専修大学３年の時、特別指定選手でサンロッカーズ渋谷に加入し、そこから６シーズンに渡ってプレーしてきました。
「（レバンガは）自分が力を出せそうなバスケットをやっている。そして北海道という土地、素晴らしいものがあるので、そういったところに惹かれて。初めての移籍ということで、気持ちを新たにバスケットボールができることを嬉しく思う。見ている人が楽しめるように、そして自分が楽しんで精一杯プレーできればいいと思っている」と意気込みを語ります。
桜井良太ＧＭは「世代の中でもトップクラスの、人をわくわくさせるような華のあるプレーができる選手が北海道にやってきた。チームで戦いながらも“個人でやってやるぞ”という気持ちも必要になってくると思うので、（その気持ちを）レバンガのチームに浸透させてほしい」と期待を寄せています。
レバンガの中で特に仲が良いという、ＳＲ渋谷時代ともにプレーした関野剛平選手については、「誰にでも絡んでくれるし、チームに溶け込みやすいようにやってくれるので助かる。バスケの話は特にないですね(笑) 。この前も一緒にご飯に行ったんですが、頼りになる存在なので、バスケ以外のことを色々教えてもらいたい」
大学時代からの愛称は「盛實セクシー」。どこか品の良さを感じる華のあるプレーは、レバンガブースターをわかせるに違いありません。
「シュート、ボールハンドリング、自分の持っているものを最大限出したい。その中で３Ｐは武器の１つ。思い切りよく自分らしく、シュートを打ったりアシストしたりプレーで表現できれば良い」
黄色から緑のユニフォームをまとう３４番が、新天地での活躍を誓います。
【盛實 海翔（もりざね・かいと）】
背番号：34
ポジション： SG
身長/体重： 187cm / 83kg
生年月日： 1997年8月26日
出身地： 埼玉県
＜経歴＞
2018.12-2024 サンロッカーズ渋谷
2024- レバンガ北海道
■機動力のあるビッグマン 鈴木悠介(27)
京都ハンナリーズから新加入したのが、鈴木悠介選手。
200センチの高身長ながら、自らボールを運んだり３Ｐシュートを決めきったりできるオールラウンダーな一面も持ち合わせています。
「（Ｂリーグでは）日本人ビッグマンのプレータイムが伸び悩んでいるが、そこを覆せるようなプレーができるようにしたい」と今シーズンに懸ける思いも人一倍。
桜井ＧＭも「速い展開の中で、オフェンスに流れを持ってくるプレーや、チームにエナジーをもたらすディフェンスに期待している」と語りました。
父親の仕事の関係で、４歳から１１歳までアメリカで生活していた帰国子女。
英会話に長けているため「外国籍選手とコミュニケーションを取りやすいと思うので、通訳ではないが、日本人選手と外国籍選手の間にいる“つなぎ”の選手になりたい」と考えているといいます。
（鈴木悠介選手）「まずは皆さんの前で試合がしたい。“鈴木”はいっぱいいるので（呼び方は）“ゆうすけ”が嬉しい」
何でもできるビッグマンが、”ゆうすけコール”で会場をわかせる日は近い。
【鈴木悠介（すずき・ゆうすけ）】
背番号： 24
ポジション： PF
身長/体重： 200cm / 100kg
生年月日： 1997年6月6日
出身地： 埼玉県
＜経歴＞
2019-21 青森ワッツ ※2019-20シーズンは特別指定
2021-22 しながわシティ
2022-23 山形ワイヴァンズ
2023-24 京都ハンナリーズ
2024- レバンガ北海道
■「自覚と危機感を持って」 松下裕汰(25)
特別指定で加入したシーズンを含め、レバンガ４シーズン目を迎える松下裕汰選手。
会見冒頭で口にしたのは、自らの置かれる立場についてでした。
（松下裕汰選手）「昨季は自分の課題がたくさんあり、オフェンス面で貢献できなかった。来季は“自覚”と“危機感”を持ちながらプレーしたい」
ディフェンスの能力が高く、相手のキーマンとマッチアップすることが多い松下選手。
昨季は数々の試合でピンチを救うディフェンスが見られた一方、オフェンス面ではスタッツがなかなか伸びず悔しい思いも経験しました。
（松下裕汰選手）「自分は圧倒的にディフェンス面で求められていて、相手のキーマンにつくことが多かった。それは来季も自分の役割。（オフェンス面は）まずはボールを持ったらゴールを見て、攻める気持ちが大事。あいていたらシュートを打ちたいし、ドライブも積極的にやりたいし、バランスよくやっていきたい」
オフでもトレーニングは欠かさず、レバンガの中野司選手らとともに福岡でのキャンプを実施。
体重は２～３キロ増加し、フィジカル面の強化にも余念はありません。
今季のレバンガは新加入の盛實選手をはじめ、同じポジションの選手が多く在籍。
チーム内での競争も避けられない状況に、松下選手は「(チーム内の競争は)良い成長できるところでもあるし。危機感をもって、試合に出られないと成長もない。競争をかちとって試合に出てプレーしたい」と力強く決意を語りました。
【松下裕汰（まつした・ゆうた）】
背番号： 66
ポジション： PG/SG
身長/体重： 180cm / 79kg
生年月日： 1999年5月2日
出身地： 静岡県
＜経歴＞
2022- レバンガ北海道※2021年12月 特別指定選手として加入
