開幕まで1か月を切ったJリーグ。静岡で１次キャンプを行ったJ3のAC長野パルセイロが19日に練習試合を公開。課題も多く出ましたが、開幕に向けて手応えが感じられる結果となりました。

先週14日から静岡で１次キャンプを行ったAC長野パルセイロ。藤本主税新監督のもと、新たなチームづくりを行っています。キャンプ6日目の19日は雨の中、両チームのサポーター約50人が駆け付け、静岡を拠点に東海地区で活動する社会人チームと45分ハーフを3試合する練習試合を行いました。

パルセイロはピッチを広く使って選手を配置。相手を揺さぶりながらパスを回すことでスペースをつくってゴールに迫る新たな戦術で臨みますが、序盤の決定機で得点を奪えず。逆に選手間の距離が間延びしたことでゴール前に進入を許し先制点を奪われると、そのまま追加点を取られてしまいます。

しかし、終了間際にフリーキックを獲得すると忽那の蹴ったボールが直接決まり、1試合目を1対2で終えます。2試合目も守備が崩れ3失点。一転して3試合目はルーキーを含む若手中心のメンバーで挑むと、ゴールへの姿勢を強く見せ次々と得点が生まれます。攻守がかみ合った3試合目は大量6得点。3試合合わせて7対5で練習試合を終えました。

藤本主悦監督
「全然ダメです。守備の距離もダメだったし、全体のやろうとするところがうまくなじんでいない。やろうとしていることは間違いないんだけど、なじんでいない。課題が出たものに対して修正していくその連続だと思います。やることはたくさんありますけど一歩ずつ進んでいるなという感触はあります」

チームは20日で静岡での１次キャンプを終え長野で調整を行ったあと、来月には宮崎で２次キャンプに入ります。