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【なぎなたで世界に挑む】岩手・一戸町出身の大学生 世界大会出場へ

2024年6月10日 18:58
【なぎなたで世界に挑む】岩手・一戸町出身の大学生 世界大会出場へ
 特集は、なぎなたで世界大会に挑む大学生です。岩手県一戸町出身の大学生が県出身の選手として初めて、7月にアメリカで行われる世界大会に出場します。成田記者が取材しました。

 南舘日奈太さん(声のみ)
 「1本1本しっかり意識を置いて、技の構成を考えて、しっかり1本決めきれるような試合をこれから練習していきたい」

 一戸町出身で青森県・弘前大学の2年生、南舘日奈太さんです。
 7月13日にアメリカで開かれる『世界なぎなた選手権』に向けて弘前市内で稽古に励んでいます。

 南館さん
 「しっかり1本で打突を決めきるところで、日本人選手として恥じない試合ができるように、1本でしっかり勝負するところを意識して練習しています」

 小学1年生の時に参加した体験会をきっかけに『なぎなた』を始めた南舘さん。小学6年の時に初めて全国大会で優勝すると、その後もメキメキと腕をあげていきます。
 
 そして、おととし、高校2年生の時に出場した全国高校選抜では、男女通じて史上初となる大会2連覇を成し遂げました。
 
 その年、プラス1は南舘さんの強さに迫ろうと一戸町で取材。高校の頂点に立った実力の高さを身をもって体験しました。

 (森田アナの足になぎなたがあたる)
 南館さん「すいません!」
 森田アナ「いてぇ~」「スピードとパワーがすごいかっていうのが伝わったと思う。だいぶ痛かったけど」

 現在、南舘さんは教育学部の2年生。学業と競技の両立を図りながら学生生活をおくっています。

 南舘さん
 「小学校の先生になりたいなって 思って、教員免許が取れる教育学部を受けました」「勉強だけじゃダメなので、どっちもしっかりまじめに向き合ってしっかり最後までやり遂げられるように頑張っていきたい」

 大学でも着実に力をつけ、去年12月に愛媛県で開かれた『全日本男子選手権』では…3位に入る活躍を見せました。

 岩手県出身の選手として初めて出場する世界大会。ことし1月に行われた日本代表を選ぶ予選会で2位に入り、4人のうちの1人に選ばれました。

 南舘さんが得意とするのは『払い技』。相手のなぎなたを払い、構えを崩して1本を狙います。

 一方、見直したのはフォームです。なぎなたを振る時の右手が胸元に近いと、いわゆる「てこの原理」で相手に伝わる力が小さくなります。

 右手を低くすることでなぎなたを当てた時の力に「重み」が増しました。

 4年に1度の大舞台。1本のなぎなたに闘志を込めて世界に挑みます。

 南舘さん
 「中段から相手のなぎなたを払って、1本(取りに)いくと いうところに注目して見てもらいたいなって思います」「団体戦では先鋒なので」「自分の出し切れるものを出し切っていきたいと思います」「個人戦はで1回負けたらそこで終わりなので1戦1戦しっかり重きを置いて優勝目指して頑張っていきたいと思います」
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