卓球の元日本代表で去年現役を引退した石川佳純さんが7日、山形市で卓球教室を開き、子どもたちを直接指導しました。

石川佳純さんはオリンピックで3大会連続でメダルを獲得するなど世界トップクラスの選手として活躍し去年5月、現役を引退しました。
この卓球教室は石川さんが卓球の魅力を子どもたちに伝えるためにおととしから全国各地で開いているもので、県内では初めての開催です。

「こんな感じで体の前で打つようにしてください」

卓球教室には県内各地から小学生合わせて60人が参加。石川さんは、自らお手本を示しながら打ち方や足の動かし方を解説しました。

石川佳純さん「打ち終わった後は大きく振っていいんですけど、打つ前は体を引くだけでバックスイングがとれるので、そこから体を早く回すことで強いボールが打てます」

その後、子どもたちはグループに分かれ、石川さんからの直接、指導を受けました。

指導「しっかりとボールを追いかけてきてインパクト。そう、ナイス」
参加者「すごく上手だった」
参加者「石川さんの打ち方をマネしたいと思う」

石川さんが観覧に来た人からの質問に答えるコーナーでは会場が一体になって盛り上がりました。

観覧客「石川さんが勝負の前に食べていた勝負めしがあったら知りたいです」
石川佳純さん「試合前に食べる勝負めしはおにぎりです。大一番の前はだいたい1時間前におにぎりを食べてから、パワーをチャージしてからコートに入るようにしている」

最後に、子どもたちは試合形式で世界の第一線で活躍してきた石川さんに果敢に挑みます。

参加した児童「サーブも効いて、自分から攻撃できたので良かった。石川さんみたいになれるように練習を積み重ねて、これからも頑張りたい」
石川佳純さん「続けていくこと、毎日を積み重ねていくこと。その上に進歩や達成感があると思うで、毎日練習大変だと思うけど、頑張ってほしい」

オリンピックメダリストから直接指導してもらえる夢のような時間を過ごしながら、子どもたちは目を輝かせて練習に取り組んでいました。