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会心の大量得点 ウタカ「J2が誇りを持っていい試合」山梨県

2023年11月8日 23:50
会心の大量得点 ウタカ「J2が誇りを持っていい試合」山梨県
サッカーのヴァンフォーレ甲府は8日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)ホーム連勝を飾り、グループ首位に浮上。試合後に選手が記者会見やインタビューに応じました。

甲府は東京・国立競技場でのホーム浙江FC(中国)戦で4-1の勝利。先制点を挙げ、マン・オブ・ザ・マッチ(MOM)となったFWピーター・ウタカ選手は「J2が誇りを持っていい試合」と胸を張りました。3点目を挙げたDF関口正大主将は「自分たちが狙っていた形で点が取れた」、攻撃の起点となったMF中村亮太朗選手は「みんながさぼらずにいいポジションをとれた」と振り返りました。4点目を決め、公式戦3戦連続でゴールを挙げたMF鳥海芳樹選手は「のびのびプレーできている」と笑顔を見せました。

ピーター・ウタカ選手

「J2が誇りを持っていい試合。選手みんなが強いハートを持って挑んだ。いいカウンターもできたし、素晴らしい試合。(得点シーンは)味方がクリアしたボールが相手の守備ラインの裏に来ることを期待していた。その通りになったので、スピーディーにプレーした。あのようにVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)で時間がかかるということは、なんとなく『ゴールは決まったんじゃないか』と思っていた。(首位浮上に対しては)素晴らしい篠田善之監督に賛辞を贈りたい。私たちは彼の下、非常に努力し、ハードワークして準備してきた。とても自信を持って試合に臨めたことがよかった」

関口正大主将

「前節、0-2という悔しい結果に終わって、借りを返したかった。きょうも本当にたくさんのファン・サポーターが来てくださったし、結果で応えられたのがよかった。守備はしっかり前から行き、高い位置で(ボールを)奪い、ショートカウンターを常に狙っていた。攻撃では、相手(の守備)がハイラインだったのでその裏をうまく使っていこうと話していた。何度かオフサイドになったが、それ以上にチャンスを作ったのでよかった。(得点シーンについては)3人目の動きを前日の練習から狙っていた。うまく飯島(陸選手)がパスを出してくれた。最後はウタさん(ピーター・ウタカ選手)も見えていたが、ここはやはり打とうと。しっかり上を、速い球で抜こうと。いい所に飛んでくれた。後半はよくない入り方をしてよくない雰囲気だったが、しっかりゴールを取れたことはよかったし、自分たちが狙っていた形で取れた。あそこからもう一回いい方向に向いた。(J2)リーグも佳境だし、ACLでも(2位・メルボルン・シティとの)直接対決がある。これからまた厳しい戦いが続くが、目の前の試合に100%で向かう準備を全員でしたい。連戦だが、その中でも競争が生まれ、誰が出てもいい準備ができている。それがシーズン終盤で実際に形となり、勝ちながら自分たちのやりたいことを修正できているのはいいこと。最後まで勝ち続けたい」

中村亮太朗選手

「前節、アウェーで完封負けしてしまったので、ホームで勝ててよかった。連動した守備として、ボランチが相手の中盤に対して厳しくいくことで(ボールを)蹴らせてマイボールの時間を増やすという狙いだった。みんながさぼらずにいいポジションをとれたことで、この結果になった。前線の選手がいいタイミングで動いてくれたし、ウタさんからは試合前に『相手のスイッチが切れるタイミングで裏を見てくれ』と言われていた。それがうまくいった。(首位浮上については2位と)勝ち点は一緒だし、まだ2試合あり、アウェーもあるので、気を引き締めて2連勝したい」

鳥海芳樹選手

「スタジアムですごくいい雰囲気を作ってくれたサポーターに感謝したい。サポーターと勝利を分かち合えたのがうれしい。(出場時はリードしていたので)まず守備から入り、『隙があれば点を取りたい』と入った。相手はハイラインだと分析していた。2列目から僕が飛び出して、さんぺーさん(三平和司選手)がいいパスをくれたので、冷静に流し込むだけだった。(公式戦3戦連続得点は)自分でもびっくりしているが、本当にスタメン11人がしぶとく(失点)ゼロで(ハーフタイムに)帰ってきてくれて、僕は相手が疲弊したときに出ているのでのびのびプレーできている。チームで取っている得点。もっともっとチームを救えるゴールを取っていきたい。J2だからと相手にちょっとなめられる部分もあるが、『勝ってやろう』という気持ちが強いので結果に表れている。日本を代表して戦っているので、J1とかJ2とか関係なく、グループリーグを突破し、もっと上を目指したい。次、大事な一戦があるのでそこでも結果を残せるように頑張りたい。(山形との)直接対決で勝てばプレーオフ進出が決まるので、最高の準備をして山形に乗り込みたい。サポーターの応援が本当に僕たちの足を動かしてくれる。1人でも多くのサポーターが来てくれたらうれしい」

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