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あすACLホーム戦 篠田監督「勝ちたい気持ちを誰よりも強く」山梨県

2023年11月7日 20:39
あすACLホーム戦 篠田監督「勝ちたい気持ちを誰よりも強く」山梨県
サッカーのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)東地区グループステージ第4節を翌日に控え、ヴァンフォーレ甲府の篠田善之監督らが7日、ホームとする東京・国立競技場で記者会見と公開練習に臨みました。篠田監督は「勝ちたい気持ちを誰よりも強く持って臨みたい」「コンパクトに攻撃・守備をできれば」と話しました。

ACL初出場となる甲府の通算成績は1勝1分け1敗で、グループ2位。10月に行われた前節のアウェー浙江(中国)戦で初黒星を喫し、8日の第4節も浙江と対戦します。

篠田監督は「なんとかホーム国立で勝ち点3を取れるように、チームがまとまってゲームに向かえるように準備したい。勝ち点3は簡単ではないが、一つ一つのプレーを大事にして90分間走れるように、前向きにプレーさせたい」と話し、前回の敗戦をふまえ「彼らのストロングである高さ、セットプレーに注意しないといけない」と警戒感を示しました。

注意すべき選手として3人を列挙。前回の対戦でゴールを挙げたFWニャシャ・ムシェクウィ選手、サイドのMFジャン・エブラール・クアシ選手は、決定力やボールを運べる能力を警戒。トップ下に位置するMFフランコ・アンドリヤシェビッチ選手には「なるべくボールを受けさせないようにしたい」とし、オープンな展開を避け「コンパクトに攻撃・守備をできればと思う」と述べました。

関口正大主将は「コンパクトに戦うところ、先制点を与えないところは重要になってくる」と話し、アウェーの前回対戦について「あの空気感で自分たちがやりたいことができなかったのは、自分たちの弱さ。いい経験として吸収できたので、ホームでは勝ちたい」と闘志を燃やします。

また、終盤のゴールで劇的勝利を挙げた、ACLの前回ホーム戦(ブリーラム・ユナイテッド戦)について触れ「(勝利は)サポーターの支えがあったから。ホームのアドバンテージをしっかり生かしたい」と決意。「J2の代表としてもだが、自分たち選手は『日本を代表して戦っている』という自覚と責任を共有している。そこはぶれない。負けていい試合は一試合もない」と必勝を誓いました。

8日に浙江戦、12日にJ1昇格プレーオフ進出を懸けたJ2最終節を迎え、重要な2連戦となる甲府ですが、篠田監督は「ACLのグループリーグを突破するために、あすのゲームを勝たなければ難しい状況になるのはみんな分かっている。その次に来るリーグ戦も、プレーオフに入るために勝たなければいけないと分かっている。(2試合とも)もちろん大一番なのは間違いない。でも硬くならずに、自分たちが持っているものを出せるよう、自信を持って選手を送り出したい。勝ちたい気持ちを誰よりも強く持って臨みたい」と話しました。

関口主将も「自分たちがやってきたことに自信を持ってピッチで表現するだけ。まずはしっかりあすのゲームに対し、今のメンバーでしっかり集中する。週末(J2最終戦)は特に心配していない」と話しました。

公開練習では、関口主将をはじめ、J2リーグで2戦連続先制点を挙げているMF鳥海芳樹選手や、エースストライカーのFWピーター・ウタカ選手、ブリーラム戦で決勝点を挙げたMF長谷川元希選手らが軽快な動きを見せました。

浙江戦は8日午後7時にキックオフされます。
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