サッカーのAFCチャンピオンズリーグ（ACL）東地区グループステージ第4節を翌日に控え、ヴァンフォーレ甲府と対戦する浙江FC（中国）の監督らが7日、試合会場の東京・国立競技場で記者会見と公開練習に臨みました。ジョルディ・ビニャルス監督は甲府について「戦術的にグループで一番強い」と警戒感を示しました。

甲府は昨季の天皇杯優勝により、初めてACLの出場権を獲得。10月にアウェーで行われた浙江戦に0-2で敗れて初黒星を喫し、通算成績は1勝1分け1敗に。ACLでは浙江との連戦となり、8日夜、ホームでリベンジマッチを迎えます。

記者会見でビニャルス監督は甲府について「戦術的にこのグループで一番強いチームと戦うことになる。あすは100％のインテンシティー（強さと集中力）で臨みたい」と警戒。甲府が過密日程となっていることを意識し、「J2リーグとACLでメンバーを入れ替えると思う。全ての選手を注視している」と話しました。

前回対戦でコーナーキックから先制点を挙げたルーカス・ポッシニョロ選手も「とても難しい試合になる。2週間前に対戦して、とても強いと認識している。彼らは質の高い選手がそろい、とてもいいチーム」と甲府を評価しました。

一方、甲府は5日、オンラインで取材に応じました。J2リーグで途中出場ながら2試合連続で先制点を挙げているMF鳥海芳樹選手は「ことし積み上げてきた速い攻撃はACLでも通用し、手応えを感じている」と、今季取り組む堅守速攻に自信を見せます。前回対戦で浙江に敗れたことをふまえ、「国立競技場ではスタートから（相手を）のみ込んで勝ちたい」と意気込みを語りました。

浙江戦は8日午後7時にキックオフされます。