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甲府ACL初陣 サポーターが熱烈応援 山梨県

2023年9月21日 19:43
甲府ACL初陣 サポーターが熱烈応援 山梨県
20日夜にオーストラリアで行われたサッカー・ヴァンフォーレ甲府のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)初戦に、現地や山梨県内のサポーターから熱い声援が送られました。

東地区グループステージ第1節、メルボルン・シティ(オーストラリア)とのアウェーゲームの会場には300人超のサポーターが集結。ホームスタジアムのような盛り上がりでイレブンを出迎えました。

サポーターからのエールを受けた篠田善之監督は試合前、「彼らの声援にまず応えたい、応えなければいけないという責任感と、彼らの声援によってどれだけ我々が後押しされているかを表現したいとあらためて思った」と語りました。

甲府市内のバーでも約40人のサポーターが食事をしながら中継を観戦。キックオフを前に「天皇杯王者として絶対に勝ってもらいたい」「堂々と自分たちのサッカーをしてほしい」と期待を寄せました。

5日前のJ2リーグ・東京V戦から先発11人を全て入れ替えた甲府は序盤からゲームを支配。加入後初先発のFW松本孝平には前半、再三のシュートチャンスが訪れたが、ゴールは奪えません。MF佐藤和弘はフリーキックで直接ゴールを狙いますが、惜しくもクロスバーを叩きます。

後半には得意のカウンターからMF鳥海芳樹がシュートを放ちますが、惜しくも相手GKに阻まれました。

シュート数は相手を11本上回る18本。攻め続けた甲府でしたが、ACLデビュー戦は0対0のドローに終わりました。

現地で声援を送ったサポーターは「甲府で海外に来られることはめったにないので、いい体験ができた」「勝てた試合だったのでもうちょっと後押しできれば」「選手もサポーターも一体となれたので、次のホームの試合は勝てるように全力で応援したい」「(ホームの)国立競技場にはもっとたくさんのサポーターが来ると思うので、みんなで頑張りたい」と話しました。

山梨から観戦したサポーターも悔しさをにじませつつ「選手は戦ってくれたので、まだまだ僕らが戦えていなかった」「(グループステージ)突破はある。全然いける」と気持ちを高めました。

初戦で歴史的勝ち点1を手にした甲府は現在、グループステージで4クラブ中2位タイ。ACLの次節は10月4日、東京・国立競技場をホームにブリーラム・ユナイテッド(タイ)を迎え撃ちます。甲府の次の試合は中3日で迎えるJ2リーグで、24日にアウェーで2位の清水と対戦します。
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