サッカーのAFCチャンピオンズリーグ（ACL）東地区グループステージ最終節が行われる敵地のタイ・ブリーラムには、試合前日の11日、既にヴァンフォーレ甲府のサポーターが訪れ、闘志をみなぎらせています。

初挑戦のACLで、グループH首位に立つ甲府。決勝トーナメント進出を懸けた最終節は、10月のホームゲームで勝利したブリーラム・ユナイテッドとのアウェーゲームです。

タイ北東部の地方都市で、古代王朝の繁栄が伺えるブリーラム。歴史や文化の薫りにあふれる一方、近年はスポーツも盛んとされます。その中核はモータースポーツと、ブリーラム・ユナイテッドです。

タイは北緯30度あたりに位置し、熱帯のモンスーン気候。乾期を迎え、爽やかな晴天が続き、雨はほとんど降りません。気温もほかの時期に比べて低く、タイとしては最も快適に過ごせる時期とされます。

しかし、現地を訪れると午前11時で気温は34度。市街地では37度の表示もありました。グループステージ突破への大一番は、この暑さへの順応も鍵を握りそうです。

決勝トーナメント進出を懸けた過酷な最終決戦を後押ししようと、日本から遠く離れた異国の地には、試合前日から多くのサポーターが詰め掛けています。