「やろうとすることが大事」パラアスリートが出張授業 支援学校でスポーツの魅力伝える 山梨県
パリ・パラリンピックの感動も冷めやらぬ中、パラスポーツのアスリートが10日、甲府市の支援学校で出張授業を行い、子どもたちにスポーツの魅力を伝えました。
この出張授業は子どもたちに運動の楽しさを伝えようと、スポーツ庁が全国の学校にアスリートを派遣しているものです。10日は甲府市の県立甲府支援学校を東京パラリンピックでボート競技の日本代表候補に選ばれた山岸英樹さんが訪れました。
中学・高等部の生徒16人を前に、山岸さんは基本動作の「投げる」をテーマに身体の使い方を指導しました。
山岸英樹さん
「いままで(手首で)投げていたのを、椅子の背もたれを使ってもいいから反り返って投げる」
アドバイスを受けた生徒たちは、これまでよりも力強くボールを投げられるようになりました。
授業を受けた生徒は
「ボールを投げる時のコツが勉強になった」「スポーツに限らず興味を持ったことをやってみる大切さが分かった」
左半身のまひをリハビリにより競技ができるまで克服した山岸さんは、「障害があるからできないのではなく、やろうとすることが大事」だと語ります。
山岸英樹さん
「自分の好きなことを見つけ、追求していくような力につながってくれたらいいなと思う」