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橋本五郎文庫 大物ゲスト続々登場のトークショー

2024年5月2日 18:45
橋本五郎文庫 大物ゲスト続々登場のトークショー

地元出身のジャーナリスト、橋本五郎さんが寄贈した本が並ぶ「橋本五郎文庫」で、ゴールデンウィーク初日、開館13周年を記念したトークショーが開かれました。
トークショーでは、特別なゲストも登場しました。

秋田県三種町の鯉川地区。
廃校となった小学校の校舎を活用した地区の交流センターには、「橋本五郎文庫」が併設されています。

オープン13周年を記念して、先月、「読売新聞に書評を寄稿する読書委員」14人が首都圏から招かれ、見学会が開かれました。


案内役はもちろん橋本五郎さんです。

五郎さんが寄贈した2万冊の本からスタートした図書館は、その後、
地域の人たちからも本が集まり、いまでは当初の倍以上の4万7000冊にまで増えました。

五郎さんが若い頃に古書店で購入した「夏目漱石全集」など、
書店でもなかなか見られない珍しい本も並んでいます。

トークショー当日は、町民を中心に約650人が会場の体育館を埋め尽くしました。

ゲストとして登場したのは、以前放送していた日本テレビ系列の朝の情報番組「ズームイン!!SUPER」の総合司会だった、羽鳥慎一さんと西尾由佳理さんの2人です。

五郎さんとは2005年から番組で共演し、今も親交が続いています。

さらに、「読売新聞読書委員」のトークもステージで繰り広げられました。

本の評価を寄稿する書評。
読売新聞では、「800字以内」や「必要以上に内容を明かさない」など制限があるようです。

作家 宮部みゆきさん

オリンピック3大会連続出場 為末大さん
「最初のうちは気をつかって(書評を800字に)収めてたんですけど、今はちょっと長めの原稿を送ると、新聞記者の方って短くするやり方を知っているので、この言葉をこうやってまとめちゃえみたいなのがあって、そうやって、こういう表現でひとつになるんだ、とか、学びを得ている」

五郎さんが贈った本がきっかけで、小学校だった場所が再び地域の集いの場になった、橋本五郎文庫。

橋本五郎さん
「私は本を贈っただけです。あとそれをやったのは、みなさん個々の人達です。地元の人達です。みなさんが無償の愛を捧げてくれて、この文庫があるっていうことなんです。そのことが私は何よりも嬉しいと思います」


地域の憩いの場として、また、学びを深める場としてこれからも続いていきます。

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