【高校生が挑戦】教科書に載っていない戦争 “名古屋空襲” 慰霊の日制定を目指す(2018年12月14日放送)
高校生たちが、空襲で犠牲になった人たちのことを心に刻み平和の尊さを語り継ごうと『名古屋空襲慰霊の日』を制定してほしい声を上げました。
1944年12月13日。名古屋に初めて本格的な空襲が始まりました。
約70機のB29爆撃機が飛来し、軍用機のエンジンなどを作っていた三菱重工業・名古屋発動機製作所・大幸工場が標的に。挺身隊や学徒動員の生徒ら300人以上が犠牲になりました。
東邦高校では、生徒18人、教諭2人が亡くなり、空襲から50年を機に慰霊祭が行われています。
玄関の横には、空襲で破壊された煙突の一部が設置され、『平和の碑(いしぶみ)』と名付け、平和の尊さを守り育て、将来に伝えていこうとしています。
2014年12月には、知事や名古屋市長を招いて慰霊祭が開かれ、『名古屋空襲慰霊の日制定』を呼びかけました。
それから4年後、東邦高校の生徒たちは、名古屋市会議員を訪ね『慰霊の日制定』を訴えました。
【2018.12.14 放送】