宿泊客が朝採れ卵を拾って卵かけごはんに 敦賀市の農園に体験満載の宿泊施設 研修受け入れも
敦賀市内の農園に、動物とのふれあいを通して命の大切さなどを学ぶことができる体験型の宿泊施設が完成し、海外からの観光誘客をはじめ、農業研修の場としての活用を目指します。
■記者
「新たな宿泊体験は、かわいらしいポニーに餌を与えたり、散歩をしたりできるほか、朝採れたばかりの卵で卵かけごはんを食べることができる」
敦賀市沓見の養鶏場では、北陸新幹線開業を契機に、県外や海外の人にも生産現場のことを知ってもらおうと3月、新たに体験型の民宿をオープンさせます。
宿泊プランには、動物たちの餌やり体験が含まれているほか、養鶏場で育てている福井県のブランド地鶏「福地鶏」の卵を、自分たちの手で拾って、卵かけご飯にして味わうこともできます。
■ささえたまご農園 佐々江良一 代表
「動物と触れ合うことで、命の大切さを感謝する気持ちを体感してもらえたらと思う」
宿泊施設は築50年の2階建ての家で、県や市の補助金を活用して改修を済ませていて、1日1組限定で、最大12人が泊まれるということです。
農園ではスタッフと一緒にニワトリの世話をするプランも用意していて、農業研修の場としての活用も目指したいとしています。