「もっと越前和紙のことを知ってほしい」越前市今立地区で新春恒例の漉き初め式 伝統工芸士と若手が技を披露
越前和紙の里として知られる越前市今立地区で5日、伝統工芸士や若手の職人が和紙の漉き初めをして、今年1年の産地の繁栄を祈願しました。
越前市の今立地区では5日、和紙産地の繁栄や商売繁盛を願う恒例の新春の祈願祭が開かれ、製紙所の代表などあわせて70人が出席しました。
紙の神様を祀る岡太神社・大瀧神社の宮司が、元日に神社の湧き水から汲んだご神水を漉き舟に流し入れ、伝統工芸士と若手の職人10人が、紙漉き唄のリズムにあわせて紙漉きの技を披露しました。
■柳瀬良三製紙所 柳瀬里紗さん
「自分の技術を上げるのはもちろんですが、もっと沢山の人に越前和紙のことを知って頂きたいので是非新幹線など利用して来て欲しい」
なお、5日に漉いた和紙は、5月の春の祭りで神社に奉納されるということです。