福井市の小寺正樹副市長を地方公務員法違反の罪で略式起訴 介護事業者の公募に関する情報を市職員OBに漏らした疑い

福井市の小寺副市長が、介護事業者の公募に関する情報を市職員OBに漏らしていたとして、福井区検は26日、地方公務員法違反の罪で略式起訴しました。

検察などによりますと、福井市の小寺正樹副市長は、市の福祉部長だった2022年に、認知症の介護福祉事業をめぐって、市内の社会福祉法人に勤める市職員OBの求めに応じる形で、公募に申し込んできた他の事業者の情報を漏らした疑いです。

スマートフォンのメッセージアプリを使い、ほかの事業者の名前や予定地などが記載された書類を撮影した写真のデータを送っていたということです。

小寺副市長は、去年10月に書類送検されていて、福井区検は26日、地方公務員法違反の罪で略式起訴しました。

また市職員OBで、団体職員の男性についても、小寺副市長に情報を漏らすようそそのかしたとして、同じく地方公務員法違反の罪で略式起訴しました。