「困難があっても夢に向かって壁を打ち破って」アルバイトから会社トップに上りつめ 福井ゆかり「井村屋」会長が学生にエール
「あずきバー」や「肉まん・あんまん」などの製造販売を手がける食品メーカー「井村屋」の会長が県立大学で講演し、学生たちに「困難があっても夢に向かって壁を打ち破ってほしい」とエールを送りました。
■井村屋グループ 中島伸子会長
「あずきバーを食べたことは? 実は毎年味が違う味 完成品、これで終わりというとそこで終わってしまう どんなこともゴールはない」
大手食品メーカー井村屋の会長中島伸子氏は、生物資源学科の学生およそ80人を前に、商品開発の裏話を交えながら講演しました。
中島氏は父親の転勤で福井に移り住み、井村屋でのアルバイトから、社員を経て、支店長、社長へと昇りつめた経歴を持ち、去年から会長を務めています。
中島氏は、役員が反対した中で働き方改革を実現したことなどを紹介しながら、これから社会へと羽ばたく若者に企業のトップとしてのエールを送りました。
■中島伸子会長
「人生毎日毎日石ころにぶつかる 大きい壁にもぶつかる 岩にもあたる でもこの先に自分の夢があると思ったら足で蹴っ飛ばせる 自分の中では少なくとも、大中小いいですから、夢があったら生活が楽しい」
■学生
「壁を扉だと思えというのはその通りだな 目標とやるべきことを決めてがんばっていきたい」
福井でのアルバイトから会長にまで昇りつめた中島氏。経験に裏打ちされた熱のこもった言葉は学生たちにしっかりと響いたようです。