【特集】山口茜選手らオリンピアン大集合 パリ銅メダル“シダマツペア”も 勝山市で豪華バドミントンクリニック 子どもたちに夢と希望を与える
山口茜選手や通称・シダマツペアなど、パリオリンピックで日本を沸かせたバドミントンのトッププレーヤーが勝山に集結しました。地元の子どもたち対象のバドミントン教室が開かれ、“第2の茜選手”を目指す子どもたちに夢と希望を与えてくれました。
勝山市体育館ジオアリーナには29日、長蛇の列ができました。そのお目当ては…。
■山口茜選手
「きょうは一緒に楽しく、元気に頑張りましょう」
勝山市出身で、オリンピックに3大会連続で出場したわれらが山口茜選手。他にもパリオリンピック銅メダリストの志田千陽選手と松山奈未選手のシダマツペアなど、そうそうたる顔ぶれがそろいました。
地元の子どもたち160人を対象にしたバドミントン教室の講師として招かれたもので、会場にはおよそ1000人の観客が詰めかけました。
■志田千陽選手による指導の様子
「OK。当たってはいるから、前に前に」
幼児はシャトルを投げたり、ラケットで打ってみたりと、バドミントンに触れた他、小学生以上は実際に選手たちと試合形式で対戦するなど、貴重な機会となりました。
■参加した男の子
「めちゃくちゃ強かったです」
■参加した女の子
「強かったし、上手だし、こんな機会はあまりないのですごくうれしい」
■参加した男の子
「とても幸せで、うれしかったです。これからは茜選手のようなスーパー選手になっていきたい」
また、選手たちによるエキシビジョンマッチでは、普段は見ることができないドリームマッチが組まれ、世界レベルのプレーで観客を魅了しました。
■再春館製薬所 松山奈未選手
「講習会でこれだけの人が集まったのは、私自身初めてだったんですけど、子どもたちの元気と楽しんでいる姿で、私ももう一回頑張ろうという気持ちになりました」
■再春館製薬所 志田千陽選手
「勝山に来たのは2年ぶり。講習会に出るのは初めてで、子どもたちがみんな声を出して、積極的に参加してくれたのもうれしかったですし、私自身もこの機会で改めてバドミントンの楽しさを知れたかなと思うので、すごく充実した時間になったかなと思っています」
■再春館製薬所 山口茜選手
「小さい頃に私自身も、講習会で実業団チームと打ってもらったりだとか、大人の人にバドミントンの相手をしてもらって、楽しさだったりをより気付けていったところもあるので、地元でできて私自身もうれしい気持ちです」
「バドミントンに興味ある子だったり、こうやって楽しんでやっている子はたくさんいると実感できたので、みんなで楽しみながら切磋琢磨しながら、レベルアップしてくれたらうれしい」
会場全体が笑顔に包まれた今回のイベント。バドミントンの魅力を存分にアピールし、“第2の茜選手”を目指す子どもたちに夢と希望を与えました。
なお、山口選手は10月に佐賀県で行われる国民スポーツ大会に、福井国体以来6年ぶりに“チームふくい”のメンバーとして出場します。