新ホール整備 知事の「これまでの徳島市との基本協定を終了 新協定を」発言を記者が解説【徳島】
(小玉晋平アナウンサー)
「2月18日のニュースで、後藤田正純徳島県知事は、新ホール整備に関してこれまでの徳島県と徳島市の基本協定を終了させ、新たに協定を結びたいとしました。これは、大きな方針の転換のように見えます。取材にあたっている小喜多雅明記者に解説してもらいます」
(小喜多雅明記者)
「まず整理しますと、県と徳島市の間では、もともと旧文化センター跡地での新ホール整備を前提とした基本協定が結ばれていました。この内容に関しては、新ホール整備を行うにあたり県と徳島市のそれぞれの役割が記されていて、この協定に基づき徳島市は、すでに旧文化センター跡地周辺の公共施設を取り壊し、徳島市が所有していた土地を県に無償で譲与しています」
(小玉晋平アナウンサー)
「この新ホールを巡っては、後藤田知事が2023年11月に整備場所を藍場浜公園西エリアに変更する方針を示して以来、徳島市議会の中からは反発する声が出ていましたね」
(小喜多雅明記者)
「徳島市議会からは建設場所が変わった以上、この協定は白紙に戻し、無償譲与した土地は返還すべきという意見が出ていました。今回の知事の旧文化センター跡地での整備を前提とした県市基本協定を終了し、無償譲与された土地を返還し、新たに藍場浜公園西エリアでの整備を前提とした基本協定を新たに結ぶとした発言は、この市議会の考えに近いものになったと言えます」
(小玉晋平アナウンサー)
「急展開を見せる新ホール整備ですが、今後の注目点はどこになりますか?」
(小喜多雅明記者)
「はい、知事は今回、基本協定を白紙に戻すということではなく、新たに結びなおすという表現をしています。県市協調で新ホールを作るという枠組みを残すことで、早期整備を実現し、そして何よりも多くの市民県民の賛同を得たいと考えていると見られます」
(小玉晋平アナウンサー)
「今回の新たな方針によって、新ホール整備は前進するのでしょうか?」
(小喜多雅明記者)
「今回、知事が発言したように県が徳島市から譲与された土地を返還するなどし終了とすることは、現在の協定の白紙ともとれ、徳島市議会の主張に対し県側が一定の譲歩を示したと言えます。今後は県が、県議会において新ホール整備へのプロセスを丁寧に説明することや、今回の知事の発言を受けて徳島市議会での議論がどう進んでいくのかが鍵となりそうです」
「2月18日のニュースで、後藤田正純徳島県知事は、新ホール整備に関してこれまでの徳島県と徳島市の基本協定を終了させ、新たに協定を結びたいとしました。これは、大きな方針の転換のように見えます。取材にあたっている小喜多雅明記者に解説してもらいます」
(小喜多雅明記者)
「まず整理しますと、県と徳島市の間では、もともと旧文化センター跡地での新ホール整備を前提とした基本協定が結ばれていました。この内容に関しては、新ホール整備を行うにあたり県と徳島市のそれぞれの役割が記されていて、この協定に基づき徳島市は、すでに旧文化センター跡地周辺の公共施設を取り壊し、徳島市が所有していた土地を県に無償で譲与しています」
(小玉晋平アナウンサー)
「この新ホールを巡っては、後藤田知事が2023年11月に整備場所を藍場浜公園西エリアに変更する方針を示して以来、徳島市議会の中からは反発する声が出ていましたね」
(小喜多雅明記者)
「徳島市議会からは建設場所が変わった以上、この協定は白紙に戻し、無償譲与した土地は返還すべきという意見が出ていました。今回の知事の旧文化センター跡地での整備を前提とした県市基本協定を終了し、無償譲与された土地を返還し、新たに藍場浜公園西エリアでの整備を前提とした基本協定を新たに結ぶとした発言は、この市議会の考えに近いものになったと言えます」
(小玉晋平アナウンサー)
「急展開を見せる新ホール整備ですが、今後の注目点はどこになりますか?」
(小喜多雅明記者)
「はい、知事は今回、基本協定を白紙に戻すということではなく、新たに結びなおすという表現をしています。県市協調で新ホールを作るという枠組みを残すことで、早期整備を実現し、そして何よりも多くの市民県民の賛同を得たいと考えていると見られます」
(小玉晋平アナウンサー)
「今回の新たな方針によって、新ホール整備は前進するのでしょうか?」
(小喜多雅明記者)
「今回、知事が発言したように県が徳島市から譲与された土地を返還するなどし終了とすることは、現在の協定の白紙ともとれ、徳島市議会の主張に対し県側が一定の譲歩を示したと言えます。今後は県が、県議会において新ホール整備へのプロセスを丁寧に説明することや、今回の知事の発言を受けて徳島市議会での議論がどう進んでいくのかが鍵となりそうです」
最終更新日:2025年2月18日 20:25