2月21日に発表された徳島県の阿南市の2025年度一般会計当初予算案は総額371億円で、前の年度を30億円、率にして8.8%上回り、過去最大規模となりました。

阿南市では2020年度から2022年度にかけ、市の貯金にあたる一般会計基金から約91億3000万円分の債券を購入し、2024年度末に見込まれる基金の残高165億円のうち、現金は約74億円となりました。

災害時などの対応に不安の声が寄せられる中、2025年度一般会計当初予算案ではここからさらに29億円ほどを繰り入れ、残りの現金は約45億円となる見込みです。

また市債の発行額も34億3700万円と、前の年度の倍以上です。

阿南市の新年度一般会計当初予算案は、2月28日に開会する阿南市議会3月定例会に提案されます。