【日本一へ】シダマツが!山口茜が! 地元の大一番で再春館が勝利 バドミントンS/Jリーグ
日本一のチームを決めるバドミントンS/Jリーグ。八代市の会場、トヨオカ地建アリーナには多くのファンが詰めかけました。
恒例となっている出場選手と地元のジュニア選手が対戦するエキシビジョン。女子ダブルスには、ロンドンオリンピック銀メダリスト、フジカキペアの垣岩令佳さんと、2016年のリオで金メダルを獲得したタカマツペアの松友美佐紀選手が限定ペアを結成し、会場を沸かせました。世界トップレベルの選手が集まる今大会の中でも注目はやはり…。
■人吉市からの観客
「再春館の試合を見に来ました。初めてこういう所来ました。楽しみで、早く試合を見たい」
Q好きな選手は?
■宇城市からの観客
「山口茜選手です。コートの打ち分けとか足の動かし方、どんな表情をしているか気になっているので、そこを見ようかと思います」
S/Jリーグは、男女12チームが2つのブロックに分かれて総当たり戦を行い、各ブロックの上位2チームが優勝を決めるTOP4トーナメントにコマを進めます。ここまでブロック3勝1敗の再春館は、熊本大会での勝利がTOP4進出の絶対条件。対するは、去年6月に全日本実業団選手権で敗れた強豪のBIPROGYです。
対するのは、東京オリンピックミックスダブルスで銅メダルの東野有紗選手のペアです。
全日本実業団でこのペアに敗れたシダマツは、序盤から積極的にしかけ連続得点。相手に反撃のすきを与えないまま第1ゲームを奪います。第2ゲームも勢いは止まりません。松山がスマッシュを打ちながら前衛に入り、最後は飛びついてプッシュ!
相手に攻められる場面でも、声をかけ合いながらカバーし合う抜群のコンビネーションを見せたシダマツ。リベンジマッチでオリンピアンを圧倒し、チームに流れをもたらします。
■再春館製薬所 松山奈未選手
「借りを返す気持ちで、団体戦前はずっとその意識で練習をしてきた。今日はは本当にすごく良いプレーができたので、チームの勝利にもつながってすごくよかった」
続いて登場したのは、去年9月の大会で右足を負傷し、1月に実戦に復帰したばかりの山口茜。山口は冷静にショットを打ち分け、得点を重ねていきます。相手が一歩も反応できない鋭いショットを連発し第1ゲームを先制すると、第2ゲームでも期待の若手選手を圧倒。
シングルス世界ランク4位の実力を見せつけた山口、日本のエースとしての貫禄を見せ、再春館を勝利に導きました。
最後の第2ダブルスは敗れたものの、再春館はブロック4勝1敗でTOP4トーナメントへの切符をつかみました。
■再春館製薬所 山口茜選手
「ホームということで楽しくやれたし、ミスも途中出たが、焦らずやれたのかな」
■再春館製薬所 志田千陽選手
「目標は優勝。優勝するたためにシダマツの役割は決まっているので、チームに貢献し、優勝できるようもう1回気を引き締めて頑張りたい」
優勝を決めるTOP4トーナメントは、2月23日と24日に東京都の東京体育館で行われます。