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富山県知事選挙 候補者に聞く 政策の訴えは②

2024年10月21日 19:29
富山県知事選挙 候補者に聞く 政策の訴えは②
今月27日投開票の県知事選挙は新人と現職の2人が立候補し論戦を本格化させています。先週に引き続き、2人の候補に政策面の訴えなどを聞いたインタビューの様子をお伝えします。

知事選に立候補したのは届け出順に、いずれも無所属で、新人の百塚怜 候補(34)と現職の新田八朗 候補(66)の2人です。

県民の幸福度について、考えを聞きました。

無所属・新  百塚怜候補「県民の幸福度は決して高まっていないと考えています。まず生活基盤である収入が上がらないのに物価が上がっている。まず県政のできる範囲の中で県民の生活基盤をしっかりと整えて、そして福祉も安心して利用できるように。生活の未来を見通せないのに幸福度が上がることはあり得ないと思うので。」

無所属・現  新田八朗候補「今年なんですけども富山県の予算を作る時にこのウェルビーイング向上の施策設計図を作ってもらって、それに基づいてこれはウェルビーイングのどんな部分を上げるのかということ。そんな設計図に基づいた政策づくりに力を入れました。着実に成長戦略、ウェルビーイング向上のためのアクションプランを実践していく。そういうしていけば底上げになっていくんじゃないかというふうに思っています。」

富山県の人口は今年、100万人を割り込みました。 人口減少や少子高齢化にどのように対応していくのでしょうか。

百塚怜候補「18歳までの医療費無償化、小中学校の給食費用無償化といったところ。それから国に対して介護保険制度の改悪をやめるように強く訴えて、介護サービスの利用者負担も抑えられるようにというところが私の考えている少子化・高齢化への対処のひとつですね。」

新田八朗候補「まず自然減ということに対しては結婚を望まれる方あるいは出産を望まれる方には、その願いが叶うように環境整備を行政としてできる限りやっていくことは大切だと考えています。また社会減については、特効薬はないと思うんですね。やっぱり産業を振興させて、若い人達の雇用の先をできるだけ多く作るということがまず大切だというふうに考えてます。」

高校再編をはじめとした教育行政については。

百塚怜候補「私は県の教職員定数も減らさず、予算も減らさずでいけば少子化はある程度進んでしまっても、お金と人が減らなければ段階的に手厚い少人数教育が実践可能になってくるということですので、予算と人をしっかり確保して子どもたちに手厚い教育環境を提供していきたいです。」

新田八朗候補「高校教育もですね、数も考えなければなりません。規模も考えなければなりません。あるいはどのような学科にしていくか。そもそもどんな学校にしていくのか。色んなご意見を聞いた中で我々なりの目指す教育のために一番いい体制はどんな体制なのか。公立高校のあり方というのはどんなあり方がいいのか。そしてそれはどういう風に地理的に配置するのが子ども達にとって一番いいのか。こういったことを本当に丁寧に考えていきたいと思います。」

知事選の投票日は衆院選と同じ、今月27日です。
最終更新日:2024年10月21日 19:58
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