「何もせずに座る、ただ何もせずに」予備校生が座禅に挑戦
何もしない時間を持つことの大切さを学びました。
予備校に通う受験生がきょう、山口市の寺で座禅に挑戦しました。
パシ!パシ!パシ!
山口市の禅昌寺で行われた座禅会では、北九州予備校山口校に通うおよそ80人の受験生が参加しました。
座禅の始まりから15分間は、空気が張り詰め、本堂を通り過ぎる風の音や、虫の声が響くほどでした。
警策で肩を打たれる音が静寂を破ります。町田大智住職は、受験生たちに、「何もせずに座る、ただ何もせずにいる時間を、受験勉強の合間の5分でもいいから持ってほしい」と話していました。
「カツを入れられた気分です」「苦しいときでも、最後まで頑張れる力が付いた」
「日頃の煩悩が取り払われた気分で、爽快感があります」
「何も考えないっていう時間を試験前にとったりして心落ち着かせようと思います」
座禅を終えたあとは、警策で打たれ、気合いを入れてもらおうという参加者もいて順番待ちの列ができていました。