地域が持つ課題の解決につなげる提案です。通過型観光や人口減少など下関市が抱える課題に官民が一体となって取り組む研修の発表会が15日、行われました。

　研修会には、下関市や山口フィナンシャルグループそれに、日立グループの職員およそ30人が参加しました。

　参加者は、5つのチームに分かれ、月に一度のペースで研修を行って下関市が抱える地域課題の解決策を考えてきました。

　通過型観光の課題に対しては、離島観光のネットワークを作り、まず、蓋井島をまるごと博物館と見立てて漁業や地元食材を使った料理、それに、星空を眺めるなどの体験を提供する提案が行われました。

（日立製作所　大道健太さん）
「それぞれの組織で所属しているがゆえに持つ強みを各個人で出していただけた、日立だけでやっているとあれだけの収支計画も立てる事は出来なかったですし補助金だとか、市の施策という 知識もたりなかった中で合同で出来た事でより深い事業計画ができたのではないか」
（下関市　前田晋太郎市長）
「下関が持っている地域課題も的確にとらえられて理解をされた上での今回の提案と受け止めましてすぐにでも対策室を作って市として取り組んでいいのではという話ばかり」

　また、ボートレース下関を韓国人旅行客にPRし、インバウンドの下関誘客につなげる提案などもありました。