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実は生産量“日本一”鹿児島の紅茶 大手飲料メーカーと県が魅力発信

2024年4月30日 18:48
実は生産量“日本一”鹿児島の紅茶 大手飲料メーカーと県が魅力発信

 鹿児島は紅茶の生産量が実は日本一なんです。しかし流通する紅茶のほとんどは海外産で認知度の向上が課題となっています。県内産の茶葉100%使った和紅茶を販売する大手飲料メーカーが県と連携し県産の紅茶の魅力を発信する取り組みを始めました。

 県の米盛農政部長を訪ねたのは大手飲料メーカー、アサヒ飲料とポッカサッポロフード&ビバレッジです。県内産の茶葉を100%使った和紅茶を販売していて県内の生産農家を応援しようと県と連携してその魅力を発信する取り組みを始めました。

(アサヒ飲料 安江奈美子 マーケティング副本部長)
「県産茶葉はうまみがたつことが評価してもらっててまろやかな味わいと上品な香りが加わってストレートで飲むのにあっている」

(県 米盛幸一農政部長)
「甘いですもんね。砂糖が入っているんじゃないかと」

 令和4年度の県内産の紅茶の生産量は220トンで全国1位。国産の8割を占めています。うまみがひきたつまろやかな味わい、繊細な香りが特徴で、高い評価を得ています。しかし流通する紅茶のほとんどは海外産で認知度の向上が課題だと言います。

(アサヒ飲料 安江奈美子マーケティング副本部長)
「国産紅茶が全体流通量の1%未満で認知もあがってこない。客の認知が広がることで和紅茶の市場が広がると自信を持って感じているのでそういったところを中心に進めていきたい」

 県と、アサヒ飲料、ポッカサッポロフード&ビバレッジは、県産和紅茶の良さを伝えるため、和紅茶の飲み比べセットが当たるキャンペーンを行っているほか、6月には東京にある県のアンテナショップかごしま遊楽館で和紅茶のサンプリングを行う予定です。