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「雑居ビルの脱炭素化は全国的な課題」国が選定する「脱炭素先行地域」に仙台市選ばれる

2023年11月7日 16:39
「雑居ビルの脱炭素化は全国的な課題」国が選定する「脱炭素先行地域」に仙台市選ばれる

2030年度までの「脱炭素化」を目標として国が選定する「先行地域」に仙台市が選ばれ、定禅寺通などで既存のビルに省エネ設備の導入をすすめていくことがわかった。

郡仙台市長「定禅寺通に多い中小規模の雑居ビルの脱炭素化は、全国的にも大 きな課題になっており、モデル性が高く意欲的な取り組みとして(国から)評価をいただいた」

これは、7日の定例会見で郡仙台市長が明らかにした。

環境省が選定する「脱炭素先行地域」は、2030年度までに温室効果ガス排出量の実質ゼロを目標にするもので、5年間で最大50億円が国から交付される。

「先行地域」に選ばれた仙台市では、飲食店やオフィスなどのビルが立ち並ぶ「定禅寺通」の既存のビルの照明のLED化など省エネ設備の導入を促すほか、泉パークタウンエリアの400戸に太陽光パネル設置の補助を行うという。

「脱炭素先行地域」の指定は、県内では東松島市に次いで仙台市が2例目となる。