秋の味覚サケ解禁も…まさかの「水揚げゼロ」記録的な不漁で去年は10年前の700分の1 海水温上昇の影響
秋サケの刺し網漁が解禁となった25日。
サバやアジ、タチウオなどが並ぶ南三陸町の魚市場に、秋サケの水揚げはなかった。
仲買人
「新物のイクラを食べたいお客さんが結構多い」
Qきょうはどんな報告を?
「水揚げが無いからしょうがないでしょう、断るしか」
魚市場によりますと、秋サケは記録的な不漁が続いていて、おととしは19トン、去年は2.6トンと、10年前(2014年)と比べて約700分の1になっている。
宮城県によると、原因の1つは海水温の上昇で、稚魚を放流しても宮城の沿岸に戻りづらい環境となっているという。
県漁協 志津川支所 後藤誠さん
「これが何も獲れないというのが続くようであれば、漁師離れや刺し網をやめて、養殖の方に切り替わる人たちもでてくるのではないかなと感じます」
秋サケの刺し網漁は11月下旬まで続けられる予定。
最終更新日:2024年9月25日 19:01