自民が長崎3区補選"不戦敗"へ調整 県連は「連絡受けていない」引き続き党本部の判断待つ《長崎》
4月に行われる衆議院長崎3区の補欠選挙で自民党本部は27日、独自の候補者を擁立しない方向で調整に入ったことがわかりました。
一方、県連は「不戦敗にするとの連絡は受けていない」として引き続き党本部の判断を待つとしています。
谷川弥一氏の辞職に伴い行われる衆議院長崎3区の補欠選挙では候補者の擁立について今月13日、党本部が擁立の方針を固めたことから自民党県連は人選を進めていました。
県連幹部は26日、茂木幹事長や小渕選対委員長と面会し立候補に意欲のある県議がいる一方、不戦敗のほうが望ましいとの意見もあるなど地元の現状を伝えた上で来月10日までに候補者選定の結論を出すよう求めました。
ただ、自民党幹部によりますと、党として独自の候補は擁立せず不戦敗とする方向で調整に入ったということです。
同時に行われる島根1区や東京15区の情勢を踏まえ、判断したものとみられます。
県連は、先ほど午後4時頃、県議団会議を開き、きのうの党本部との協議について報告。
「候補者を擁立しない」という連絡は党本部から受けておらず、きょうの報道のあとも、引き続き協議することを確認できたとして県連としては、党本部の判断を待つとしています。
4月28日に投開票が行われる長崎3区の補欠選挙には立憲民主党の山田 勝彦氏と、日本維新の会の井上 翔一朗氏が立候補を表明しています。