日赤県支部の医師ら避難所に医療救護で派遣「被災者の不安な心に寄り添いたい」《長崎》
能登半島地震の発生から3週間あまり。被災地では今も多くの人たちが避難生活を余儀なくされています。
避難所で医療救護にあたるため、日本赤十字社県支部のメンバーが25日、石川県に向けて出発しました。
派遣されるのは、日本赤十字社県支部の医師や看護師、薬剤師など9人です。
日赤ではこれまでに全国から約160の救護班を派遣。
被災地で巡回診療などを行っていて、長崎からは初めての派遣となります。
県支部のメンバーは、26日から28日までの3日間、七尾市や志賀町などの避難所で、避難者の健康相談を受けたり、エコノミークラス症候群や感染症予防のための指導を行います。
(日本赤十字社 長崎県支部 医師 北﨑 健 班長)
「コロナだけではなくて、インフルエンザとか腸炎を起こすようなウイルス感染症など、そういったものの予防に努めるような対応をしたい。被災者の方々の不安なストレスを抱えた心にできるだけ寄り添うための準備をしっかりしていきたい」
日赤県支部は、来月にも医療救護班2班を被災地に派遣する予定だということです。