クラフトジン人気「GOTOGIN」再生可能エネルギーのみで蒸留所を稼働 CO2排出量実質ゼロに《長崎》
島の魅力がつまったクラフトジンとして人気を集める「GOTOGIN」。
製造する五島市の蒸溜所が、二酸化炭素の排出量実質ゼロを達成しました。
国内初の取り組みです。
五島市戸岐町の半泊地区に2022年に開業した「五島つばき蒸溜所」。
大手ビール会社の元社員が、天然水やツバキなど 地元の素材を使ってクラフトジンを製造しています。
今回、新たに達成したのは…。
(五島つばき蒸溜所 門田邦彦 代表取締役)
「国内で初めての RE100パーセント蒸溜所となった」
蒸溜所では去年、ボイラーを「ガス」から「電気」に変え、今月からは配達などに使う車に “電気自動車” を導入しました。
さらに 製造の際、去年3月頃から地元で発電した電力を活用することに。
(五島つばき蒸溜所 門田邦彦 代表取締役)
「“GOTOGIN” も、物語のあるエネルギーで作れば、もっとおいしくなる」
洋上風力や太陽光で発電したもので、五島市内の事業者「五島市民電力」から調達し、二酸化炭素の排出量ゼロを達成したということです。
お披露目会では、出口五島市長ら約20人が新たな門出を祝いました。
(五島つばき蒸溜所 門田邦彦 代表取締役)
「五島の島の自然を活用した再生可能エネルギーのみで稼働する蒸溜所として、生まれ変わる。島のみなさんの思いを、全国のみなさんに届けられるのでは」
蒸溜所は面積を約1.5倍に広げ、製造本数をこれまでの月3000本から5000本に増産することが可能に。
これまで国内での販売のみでしたが、早ければ年内にもイギリスやフランスなど ヨーロッパを中心に海外展開を目指すということです。