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受験生「難しかった」高校入試2日目の社会・数学の難易度は“例年並” 学習塾が分析《長崎》

2024年3月7日 20:55
受験生「難しかった」高校入試2日目の社会・数学の難易度は“例年並” 学習塾が分析《長崎》

公立高校入試の後期試験は2日目の7日、社会、数学の試験と面接が行われました。

長崎市の学習塾によりますと、2教科とも難易度は「例年並み」だったということです。

(受験生)
「数学の応用問題が難しくて、応用が利かなかったのが残念だった」

(受験生)
「実力だせたんじゃないかなと」

(受験生)
「めっちゃ緊張した。最初緊張してあまり解けなかった。自信ない」

6日から行われていた公立高校入試の後期試験。

長崎市の学習塾「能力開発センター」によりますと、難易度は2教科とも「例年並み」だったということです。

社会は、記述式の問題が去年より2問減った一方で、表をもとに、会話文の空欄を記述する問題など過去10年、出題されていない形式がありました。

税金などの国民負担と社会保障の関係についての問題は・・・。

(能力開発センター 田島 功万さん)
「今年の入試で、この手の問題を出してきた県が10県以上ある。過去問だけでなく、いろんなバリエーションの問題を解いている子は比較的簡単に解ける」

(受験生)
「数学は過去問みたいに難しくて、大問の5とかが難しかった」

数学は問題数は減りましたが、記述式の問題が増えたことや、後半の問題で苦戦した生徒が多かったのではないかと分析しています。

会話文と図をもとにした問題は、読み解く力なども問われる内容だったといいます。

(能力開発センター 井手 雄一さん)
「今まで習ってきたことを単純に計算だけで解いていくだけでなく、“1ケタの数にはこういう決まりがある”とか “偶数や奇数ってこういうルールがある” ということが、1つ1つ知識として身についておかないと解けない」

2021年度から行われていた現行の「前期」「後期」試験は今年度まで。

来年度からは、調査書や面接、プレゼンテーションなどで評価する「特別選抜」。学力検査と面接による「一般選抜」。離島など少人数校を中心とした「チャレンジ選抜」の3つの試験が行われます。

このうち、一般選抜の学力検査では、日常生活や社会問題などと関連した問題や、結論を導く課程や自分の考えをまとめる問題が全体の2割程度出題されるとしています。