教員の人材確保に向け、青森県外の学校で働く教員を対象に来年度から県立学校の一次試験が免除されます。
県教育委員会によりますと一次試験が免除されるのは県外の中学校、高校、それに特別支援学校などに3年以上勤務した経験がある教員です。
小学校についてはすでに2021年度の採用から実施されています。
過去10年以内に3年以上の勤務経験がある人についても一次試験が免除されます。
さらに前年度の一次試験通過者で二次試験を通過した人についても翌年の試験に限り免除となります。
定年退職者などが増える一方、受験者が減り即戦力となる人材確保が求められるなか、県教育委員会は「県内出身の教員に戻ってきてもらえるきっかけになれば」と期待しています。
教員採用試験の倍率は5年前と比べて中学校が5.6倍から2.8倍、高校で9.8倍から6.8倍と大幅に低くなっています。